【邦楽ヘビロ】Vaundy 成長の秘密は「頼ること」にあり!?

ヒカル

こんにちは!ひかるです!

FM8025月度邦楽ヘビーローテーションアーティストに選ばれた現役大学生「Vaundy(バウンディ)」。

「楽曲のほとんどを1人で作るマルチアーティスト」とラジオでは紹介されています。なぜ、1人で、天才的な音楽を作れるのか。その要因の1つに、彼が自分の楽曲制作法に納得がいかず通い始めた「音楽塾ヴォイス」の存在があることを、みなさんご存知ですか?今回は、Vaundyが、「音楽塾ヴォイス」でどういった影響を受け、現在の楽曲にどう反映されてきたのかを探りたいと思います。

音楽塾ヴォイスとは?

音楽塾ヴォイスとは、1997年に福岡で設立された、ヴォーカリスト・シンガーソングライターを育てる音楽教育施設です。音楽プロデューサー西尾芳彦氏が主宰しており、過去にはYUI、絢香、家入レオなどを輩出したという超有名塾。2009年、東京都港区に、音楽塾ヴォイス東京校が設立され、Vaundyは東京校に通っているそう。

http://voice-tokyo.com/

↑音楽塾ヴォイスホームページ

音楽塾ヴォイスはテレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』(2015年12月20日放送)などにも取り上げられ、さらに塾生がテレビ東京『THEカラオケ☆バトル ~全国統一最強歌うま王決定戦~』 (2017年11月29日放送)などに出演するなど、大きな躍進を遂げています。

まだ若かった…。入塾前。

Vaundyは、2017年7月に音楽塾ヴォイスに入塾します。なぜ、入塾したのか。Vaundyは音楽塾ヴォイスYoutubeチャンネルのインタビュー取材の中で、次のように語っています。

「当時音楽をやるにしても、何をやるにしても、自分のレベルが低すぎると感じていたので、習わなきゃいけない時期が来たのかなと感じていました。現状の音楽に満足できず、もっと上の、クリエイティブな音楽をやりたいなと思って入塾しました。」

自分の音楽に満足感を持てなかった、Vaundy。どんどん上に行こうとするその姿勢に惹かれます。そして、入塾した当時の自分をこう振り返っています。

「若いな…と。聴いている音楽も今とは全然違うというのもあって。当時はヴォ―カロイドを中心に聞いていました。そして洋楽などを聴き始め、転換のような時期だったと思います。感覚的に変わってきた時期っていうか…。曲の作り方も最初はパワーコードじゃんじゃんって弾いて、ドラムをバンバンってつけて、バンドロックみたいな音楽を作っていました。割とそういう音楽のほうが感覚的に作りやすいというのはあったんです。でもヴォイスに入ってからリズムで曲を作るようになったり、曲をジャンルで見れるようになったかなと思います。聴く音楽や書く音楽の視野が広がったと思います。」

数年前はバンドロックを作っていたというところに驚きました。今の楽曲からはなかなか想像しがたいですね。そして、リズムで曲を作れるようになった、と述べていますが、イントロから独特のリズムを見せる「不可幸力」などは、まさに入塾してから生まれた考え方のもとに作られた楽曲なのだと思います。

音楽塾ヴォイスで学んだことが今の楽曲にどう反映されているか?という質問に対して、Vaundyは次のように語っています。

「一番はギターの弾き方を工夫するようになりました。でもそれでもなかなかうまくはならないんで、もっとやらなきゃいけないなというのはあるんですけど、入った当時より全然うまくなったし、やることによって作る曲もテクニック的になってきたというか。いいリフも作れるようになったり、そこがすごく大きいなと思います。」

今月のFM802邦楽ヘビーローテーションにも選ばれている「灯火」はイントロから心地の良いギターの音色が目立ち、まさに音楽塾ヴォイスで学んだことが生かされているのではないでしょうか。

音楽だけではない。Vaundyの凄み。

音楽塾ヴォイス入塾後、現状を破り、表現の幅を広げたVaundy。楽曲制作だけではなく、イラスト活動にも精力的に取り組んでいます。

2019年4月以降Vaundyは数々のイラストをInstagramに投稿しています。

どれもすぐには真似できないような本格的なものばかりです。現在、都内の美大に通うVaundy。まだ誰も見ぬ未知の領域に到達することを目指し、学びたい方向へ勇気をもって踏み出していく姿勢には感服です。

イラストに興味を持つようになったのは、母の影響が大きい、と思わせる楽曲も存在します。それが「僕は今日も」です。

冒頭の歌詞にはこのような言葉が出てきます。

母さんが言ってたんだ

「お前は才能があるから 芸術家にでもなりな」と

また根拠のない夢を語る

この記事の読者の中にも、母が手を差し伸べてくれたことで、何か習い事を始め、今の人生に至るという方もいるかと思います。Vaundyがイラスト活動に取り組むことになったのも、もしかするとVaundyの母に起因があるのかもしれません。

時には大学生っぽいSNS投稿でフォロワーの笑いを誘うVaundy。音楽塾に通いながら、楽曲制作もして、大学にも行って、本当にすごい!

1人で作る。でも1人じゃない。

ここまでを見てわかる通り、Vaundyの今は決して1人だけで積み上げてきたものではありません。時には誰かの意見を参考にすることによって、今の楽曲、今の人生があるということがわかります。

音楽塾ヴォイスYoutubeアカウントの取材の中で、Vaundyは、これからアーティストを目指す方に向けてこのようなメッセージを残しています。

「たぶん何をやるにしてもできないということはないと思います。ぼくもまだやり途中というか、まだ誰も行こうとしていないところに行こうとしています。一歩踏み出すにはやっぱり音楽塾ヴォイスのような場所も必要な時もあったりするので、そういう時はちゃんと頼ったほうがいいかなとは思います。ぼくもずっと1人でやってきた人間ですが、これからは色んな人に頼ることになると思います。たぶん今活躍しているアーティストも、まだゴールにたどり着いている人は絶対にいないと思います。みなさんも一歩踏み出して、やろうとなってからが勝負です。僕もまだまだ道は長くて、その道も狭いかもしれないですけど、一緒に頑張っていきましょう!」

ただ夢を漠然と構えていても、達成はされないし、1人で何かやろうとしても、うまくいかないことが大半。Vaundyのように「頼る」という考え方を忘れずに、生きていきましょう!802からVaundyの曲もキャッチしてくださいね~。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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