【2000年生まれ×2000年生まれ 同世代インタビュー】Mega Shinnosuke から学ぶ”嫌なこと”のその先〜反骨心で我が道を突き進んでいく〜
みなさんこんにちは!12期のみさっきーです!
ワナラボ2回目のアーティストインタビュー!
前回は約1年前に Karin. さんを取材しました↓
今回取材を受けてくださったのは、今年7月の邦楽ヘビーローテーションアーティストに選ばれた2000年生まれのクリエイター Mega Shinnosuke さんです!
12期のみずこちゃんとイトーちゃんと共に、オンラインで取材してきましたよ〜!
今回インタビューさせていただいた3人も1999年生まれ&2000年生まれのMega Shinnosukeさんと同年代。
Mega Shinnosuke (メガシンノスケ) 2000年生まれの20歳。本名。東京生まれ福岡育ち。2019年4月より東京在住。作詞、作曲、編曲を全て自身で行う。2017年秋よりオリジナル楽曲の制作をスタート。00年代生まれならではのフットワークの軽さと、時勢をキャッチするポップへの嗅覚を武器に、どこか懐かしさもある印象的なメロディーをロック、シティポップ、ガレージ、オルタナ、ヒップホップなど、ジャンルを横断したサウンドに乗せる。音楽以外にも、アートワーク、映像制作に携わるなど、全てをセルフプロデュースで行う新世代のクリエイター。 —-公式HPより
↑今年7月の邦楽ヘビーローテーションに選ばれた楽曲「Thinking Boyz!!!」
「Thinking Boyz!!!」も収録されている 1 st Full Album『CULTURE DOG』 は、9/8 リリース!
幅広いジャンルの楽曲、独特なファッションセンスにどこか懐かしさを感じるMV…
そして、同世代とは思えないほど洗練されたセルフプロデュース力の高さ!!
今回は学生時代の話を主に、アルバムのことや、カルチャーの話…気になることを紐解いていきます。
みさっきー・みずこ・イトー
―――本日はよろしくお願いします!
Mega Shinnosuke さん
よろしくお願いします。
Mega Shinnosuke とカルチャー
みさっきー
―――Megaさんのことが好きで、よくMVやグッズなどをチェックしています!幅広い世代の方が見て懐かしく思える、独自の懐かしさを持っているように感じています。幼少期にハマっていたゲームやアニメといった”カルチャー”が影響しているのかな?と思うのですが、あればぜひ教えてください!
Mega Shinnosuke さん
変わった事はあまりなくて、ポケモンでいえば、僕らダイヤモンドパール世代じゃないですか。僕はダイヤモンドをプレイしていて、地下のところに入って化石掘っていました。あとは、イナズマイレブンにとてもハマっていて、小学四年生ぐらいまで「イナズマイレブンが終わったらどうやって生きていけばいいんだろう」って思うほど、かなりハマっていましたね。
あまり漫画とかは通っていなくて…さらに、読書はすごく苦手でした。学生の頃、読書の時間があったんですけど、本当に読書が嫌いすぎて、目の視点をぼやけさせたら絵が浮かび上がるマジカル・アイの本を10分間眺めていましたね。
小学生の頃から「嫌いなものは嫌い」で、いかにそれをやらないかを考えていました。読書が苦手なので音読の宿題もどうやったらやらなくて済むか、なんとかやらなくていい方法を考えてごまかしたりしていました。(笑) やりたくないことは大人や周りにどうこう言われてもやってこなかったという感じですね。
みさっきー
―――そうなんですね…!Thinking Boyz Cap!!! を見た際に、昔のポケモンを思い出したので、結構どっぷりカルチャーに浸ってらしたのかと思いました。
http://www.asmart.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=10029256
↑Thinking Boyz Cap!!!
Mega Shinnosuke さん
ああ、確かにそう思われるかも(笑)
昔のものや、今旬じゃないとされているものがリバイバルすることがありますが、「逆に今これを身につけているのがいいよね」という感覚が人より早いだけで、特にそれを通ってきているから今10年越しに自分の中でリバイバルしている感覚ではないです。高校2年生ぐらいまでは身の回りにおもしろいと思える友人がいなかったんですが、今は友達とか多いし、友達から友達というところで通じ合って早めに取り入れていることができている気がします。
1st Album 『CULTURE DOG 』について
みずこ
―――続いて9/8に発売の1st album『CULTURE DOG』について質問させていただきます。
『Lead 2 Love:)』は、好きな人本人に向けて訴えかけるのではなく、第三者に語りかけるような今までにないラブソングという印象を持ちました。どのようにして生まれた曲でしょうか?
Mega Shinnosuke さん
『Lead 2 Love:)』は、実はラブソングではないんです。ラブソングとも捉えられる感じではあるんですけど。
僕は単純にコミュニケーションが好きなんですけど、人間関係に不自由が生じた時に、人づきあいが億劫になってくると思うんです、人間って。それでもなんかやっぱ人好きだな、人同士の関わりって大切だなって変わらず思うから、それを大きなテーマにしました。
もちろんラブソングとしても受け取れる、という部分も狙ってはいて。大きなテーマだから、広大なサウンドで、曲調にもはまるかなという気持ちで書いています。
みずこ
―――そんな大きなテーマがあったんですね!『Lead 2 Love:)』の曲名では“to”を“2”と表記して、最後には英語の顔文字を使われていますが、なぜこのような表記にしたのですか?
Mega Shinnosuke さん
僕は曲の字面や歌詞の文字面を気にするタイプなので、普通に“to”だったら字面つまんねぇなって思って。
あとは、洋楽インディポップというカルチャーが好きで、そこではパッと見では意味わかんない英語記号などを率先して使ってるんですね。それを取り入れつつ、ファッションで入れた感じです。単純に「髪染めたいな」ぐらいの気分で(笑)。
みずこ
―――次に『School』という楽曲についてお伺いします。学校や学生をテーマにした曲や映画はキラキラしてポップで儚いイメージが強いのですが、Megaさんの『School』は、その反対のように感じます。Megaさんご本人の学校生活から影響を受けた曲なのでしょうか?
Mega Shinnosuke さん
学校がめっちゃ嫌いだったんで。学校では一貫した考えというか、マジョリティが出来る。同じセンスや価値観で話せる友達もあまりいなくて結構辛かった記憶があります。『School』は、そういった学校の中で定められた価値観や考えに、良くはないけど抗い続けるしかないみたいな気持ちを書いた曲です。
“やりたくないこと”から”やりたいこと”へ
みさっきー
―――Megaさんの芸術性に最も影響を与えた人や作品などがあれば教えてください。
Mega Shinnosuke さん
明確にはあんまないんですよ、実際。
僕が元々音楽を始めたきっかけが、”地元の音楽シーンがダサすぎる”と感じたということなんです。今考えたらどこもそうだろうと思うんですけど、変な身内ノリ感があって…。「こうはなりたくない」という気持ちが昔からあって、そういうのが何かを始めるきっかけにあったかなって思う。
小さい頃から働いている大人を見て、ゆくゆく世間の人とかは大人になるとこうなっていくんだろうなって。
高校時代とかは「学生のうちが一番楽しいのが普通」みたいなマインドで多分生きていると思うんですけど、全然そんな事はなくて、むしろ大人になればなるほど楽しく生きたいなって気持ちがあるので、その反骨心というか、「こうはなりたくない」という気持ちが結構影響を与えたと思います。
みさっきー
―――最初にあった「嫌いなものは嫌い」とか「こうはなりたくない」というピースが歳を重ねるごとに埋まっていって、Megaさんが出来上がってきたのでしょうか!「こうはなりたくない」ってマイナスな印象を与えがちだと思うのですが、Megaさんの曲を聴く限り、暗さはないですし、そこから大事なものが見えてきた感じです
かね。
Mega Shinnosuke さん
そんな都合良く育った環境の中に良い大人なんていませんからね。テレビの向こう、エンタメに憧れても、それはすべてクリエイティブされているものなので。
これは僕の性格なんですけど、とにかくなんでも”やりたくないことはやりたくなかった”ってとこから、”やりたいことをやっていけるようになった”って感じですかね。
【幼少期〜高校生】”嫌い”のパワー
みさっきー
―――コレクション的な感じで、集めているものはありましたか?
Mega Shinnosuke さん
僕、遊戯王とデュエマを同時にやっていて…。今思えば、文章力をそこで養ったかもしれないですね。
あと、3歳ぐらいからめっちゃ喋ってました。親から「口から生まれた」と言われるぐらい喋ってました。(笑)
よく小学生の時に、カードゲームのルールを間違えて覚えている人と喧嘩していましたね。自分の地元だった
らそれを言えば、直してくれて、正しい遊び方ができていたんですけど、違う地域の子どもとすると、そこの地域独自の遊び方があって、みたいな…。そんなこともあって小学生が嫌いでしたね。
みさっきー
―――独自のルールを作ったり、正式な遊び方をしないのは小学生あるあるかもしれません。(笑)
Mega Shinnosuke さん
そういうのを正したいというか、正義に則ってやりたかったんですけど、全然伝わんないし、凝り固まってるから小学生が嫌いで。そこから学校嫌いが始まったかもしれないですね。
みさっきー
―――高校生のときはどうでしたか?
Mega Shinnosuke さん
僕の学校はヤンキーもいなかったし、みんながみんなに関心がある学校じゃなくて、それぞれ各々って感じでした。中途半端な進学校だったので、自分を頭が良いから進学できるコースに委ねるか、もう私は無理だからOLにでもなるかみたいなコースに委ねるか、決めるのが割と早すぎて、あんまり夢とか持っているやつはいな
かったかな、という印象は結構あったな…。
みさっきー
―――これも環境ですよね〜。
Mega Shinnosuke さん
僕はめっちゃ嫌でしたね、学校。
みさっきー
―――その”学校が嫌い”もパワーになっていたということですよね!
Mega Shinnosuke さん
そうですね、”こうはなりたくない”っていう。
みさっきー
―――私は中学高校と何の意思もなくただ部活しかしてこなかったので、このようなパワーが発揮されて、道が開けることもあるんだなと驚いています。
Mega Shinnosuke さん
僕は高一から帰宅部でした。
みさっきー
―――放課後は結構自由に過ごされていた感じですか?
Mega Shinnosuke さん
当時は音楽をやっていなかったので、やることがなくて。バイトが禁止の学校だったし、今考えてもバイトはしなかったタイプだろうなって思います。なので、何も買わないのに古着屋に行くという一番うざい客をしていましたね。
Mega Shinnosukeと大阪
みずこ
―――11/7にBIGCATで『CULTURE DOG TOUR』の大阪公演がありますが、大阪で楽しみにしていることはあり
ますか?
Mega Shinnosuke さん
とりあえず古着屋に絶対行きたいです。古着屋の…あーでもおすすめの古着屋言いたくねぇ(笑)
みずこ
―――それは内緒にしておきましょう(笑)
Mega Shinnosuke さん
大阪はほぼアメ村以外行ってないです。以前大阪に行ったとき、新幹線で「大阪行ってます!」ってツイートしたら、アメ村に既にファンの人が数人いたんです。即行でアメ村行ってるのがバレてる(笑)
みずこ
―――バレてますね!東京と大阪の古着屋の違いはありますか?
Mega Shinnosukeさん
大阪のほうが派手な服が多くて、しかも安い印象です。なんでなんだろう。普通に売れるものだったら高いはずじゃないですか。珍しいし。大阪の人が買わないなら俺が買ってかえる!って感じですね。
みさっきー・みずこ・イトー
―――大阪でのライブ、楽しみにしています!!
終始一貫した”反骨心”で我が道を進んでいく Mega Shinnosuke さんに更に惹きつけられました。
”やりたくないことはやりたくなかった”ってとこから、”やりたいことをやっていけるようになった”
という言葉が個人的にとても響いた言葉で、今後の人生で悩んだときにヒントになりそうだなあと思いました!
1st Full Album『CULTURE DOG』は 9/8 リリース!
大阪では、11/7(日)にBIG CAT にてライブがあります☆
Mega Shinnosuke さん、本当にありがとうございました!
Mega Shinnosuke
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