【アーティストインタビュー】積み上げてきた今までとメジャーシーン でのこれから。カネヨリマサルが歌い続ける青春ロックに迫る!

かはな

こんにちは!14期のかはなです!

 

今日の記事は、ワナラボ7回目となるアーティストインタビュー!

(前回はリュックと添い寝ごはんの松本ユウさんとぬんさんを取材しました!)

【同世代インタビュー】新4人体制リュックと添い寝ごはんの『日常』の大切さ『青春』そして、これからについてー |WANNALAB.|FM802ワナビーズ

 

今回インタビューを受けてくださったのは、

 

1月のFM802邦楽ヘビーローテーションに「26」が選ばれ、先日メジャーデビューを果たしたカネヨリマサルのみなさんです!

 

「青春ロックを追い続ける」 大阪を拠点に活動するガールズ3ピースロックバンド。

2014年 3月 結成

2019年10月、ビクターエンタテインメント「Getting Better Records」×「TRUST RECORDS」による
共同インディーズレーベル「D.T.O.30.」(DON‘T TRUST OVER 30.)よりMini Al「かけがえなく なりたい」を発売。

2022年5月にはバンド初の東京・大阪ワンマンライブを開催し、両公演SOLD OUT!!!!

そして2023年1月25日(水) メジャー1st Full Album「わたしのノクターン」にてビクターエンタテインメント Getting Better Recordsよりメジャーデビュー! こころの動きに寄り添って、思ったことを演奏していく、日記みたいなバンドです。

-公式HPより

 

 

↑2023年1月度ヘビーローテーションに選ばれた「26」

 

12期のみさっきーさん、13期のゆいさん、はっちーさん、ななかさん、14期のいっしゅ、りこと共に対面で取材させていただきました!

 

 

恋や青春の切なさを代弁したリリックが10代20代の心に刺さると熱烈な支持を受け、話題を集めているカネヨリマサル。

そんなカネヨリマサルの歌詞への共感もしやすい世代である私たちが学生目線からの質問をさせていただきました!

 

 

カネヨリマサル流「青春ロック」とは?!

—“青春ロックを追い続けます”と謳っているカネヨリマサルさんですが、メジャー1stアルバムのテーマを失恋にしたのは何故ですか?

 

ちとせみなさん

メジャー1stアルバムのテーマは、実は失恋にはしていないんですよ。

失恋の曲は確かにめちゃくちゃ入っているんですけど、今は自分の人生みたいな感じに捉えています。

青春ロックの青春にはすごく色んな意味があると思っていて、若い頃にしか味わえない青春もあると思うんですけど、日々を精一杯生きていたらそれが青春なんじゃないかなと思っています。

自分の人生をそのまま表すことが自分にとっての青春ロックになると思っているので、今までもこれからもずっと青春ロックを歌おうと思っています。

自分自身がその時に感じていたことは失恋をして生まれたことが多かったので、『わたしのノクターン』には失恋の曲が結構入ってるんですけど、今をしっかり生きてきた曲が入っているっていうのが、テーマじゃないですけど、大事にしたところですね。

 

—学生の頃と今とで環境等大きく変化したところが多いと思いますが、それと同時にカネヨリマサルの生み出す楽曲のテーマの一つである恋愛に対する価値観はどのように変化しましたか?

 

ちとせみなさん

昔は傷付いたら傷付いたことをそのまま曲にしていて、その時の自分はめっちゃ弱かったなって思うんですよ。でも今は強くなれたかもって思っています。

あの時の繊細な気持ちや弱さが表れた曲はあの時にしか作れないですし、ちょっと強くなったと思える今の自分のことも曲にしたいなとか”今は今の曲にしたいな”とか、悲しいだけの恋愛ではなくて、あたたかい恋愛も書きたいなと思って曲を書いています。

 

—ありがとうございます。

 

 

学生時代について

—3曲目「さくら色」についてなのですが、歌詞に、”流行りの歌に共感するのが 悔しいほど”とありますが、学生時代はどんな歌に共感しましたか?

 

もりもとさなさん

自分はチャットモンチーとかがやっぱりルーツにあるので、チャットモンチーの歌詞や音楽はめちゃくちゃ好きですね。

 

いしはらめいさん

自分は、歌詞だけで言うと本当にBUMP OF CHICKENが中学生の時から大好きで。

恥ずかしいんですけど、一人で歌詞を全部ノートに授業中とかに書いたりして、それを読んだり、一人で家で聴いて涙を流したりするくらい歌詞に共感しまくってました。

 

ちとせみなさん

私もBUMP OF CHICKENは第二の自我を創ってくれたと言ってもいいぐらい、自分を形成してるというか、自分の心を歌ってくれてるなって思っています。

音楽で本質的なところを歌う大切さや、表面的なことじゃなくて中身を歌っていて、 人が誰でも共感できるような部分を自分でも歌えるようになりたいなとすごく影響を受けました。

 

—カネヨリマサルの歌詞では、短いフレーズかつあまり聞き馴染みのない言葉で、人をグッと惹きつける表現が印象的だと感じています。

学生の頃から“言葉”に触れる機会は多かったですか?

 

ちとせみなさん

そうですね…。自分は全然本を読まなくて、少女漫画ばっかり読んでいたんです。

言葉に触れる機会だとしたら、少女漫画だと思うんですけど、バンドなど音楽からもらう言葉の影響もすごく受けていましたね。 自分は難しい本とかは読めないので、難しい言葉は使えないんですけど、自分が喋るような言葉で、歌詞を作りたいなと思っています。

 

—ありがとうございます。

 

 

通じ合うより伝え合う!話し合いの多いバンド!

—2曲目の「二人」や5曲目の「I was」など、相手の気持ちが分からないことを綴る歌詞が多いと感じたのですが、恋愛だけでなく、バンド内でも分かりたくても分かることができない部分、エピソードなどありますか?

 

いしはらめいさん

どうしても人間同士なので、全部は分かりきれないし、結構口下手な3人かなと思っています。

思ったことを上手く伝えられるわけではないので、普段活動していて落ち込んだときにこの気持ちをなんて表現したらいいんだろうというときがあったりして、みんなもどう思ってるかなとすぐには分からないなとは思います。

 

もりもとさなさん

その分自分たちは話し合いが多いバンドではあるかなと思います。通じ合うではなく、話をすることが多いです。

 

ちとせみなさん

自分も音楽、バンドに関して、ちゃんと言うことで上手くいくということがあったら、絶対自分の気持ちを隠さないでおこうと決めています。

 

—ありがとうございます。

 

 

バンドと日常の両立、学生へのメッセージをいただきました!

—ちとせさんは専門学校に行きながらカネヨリマサルとしてバンド活動を続けていていて、現在も看護師をしながらバンド活動を行っていると思うのですが、その両方頑張り続けることができる秘訣やコツを教えていただきたいです。

 

ちとせみなさん

自分も全然上手く生きられないタイプで、音楽にも出ちゃってるんですけど。

でも、頑張り続けられたのはやっぱり両方したいことだったからっていうのが大きいですね。看護師は自分が志して尊敬していた職業で、音楽も大好きでバンドをやりたいってずっと決めていました。その2個だったから多分頑張れたんやなぁって思います。

やっぱり、自分が目指していることとか何かやるときは目的とか夢をちゃんと自分の中で落とし込めてた方が頑張れるんやろうなと思ってて、看護学校に通っていたときは勉強もめちゃくちゃしてたんですけど、ほんまに頑張るときって一生は続かないと思うんです。

ピンポイントで絶対頑張らないといけないときは、腹を括る(笑)。

 

いしはらめいさん

腹を括れと(笑)。

 

ちとせみなさん

でも若いからやれるってことが絶対あるんですよね。体力的にも。だから、忙しい学生さんも、いつかはゴールがあるというか、抜け出せると思って、頑張ってもらえたらいいなって思います。

 

—ありがとうございます。それに続いて、この春新たな門出を迎える学生に対して、応援のメッセージをいただけますか。

 

もりもとさなさん

私もちょうど大学生の時にカネヨリマサルに入って、バイトして、大学行って、カネヨリマサルもあってという生活の中で、大学2年の時から遠征とかも多くなって忙しくなっていって。

今も続いてるんですけど、大学生の時ってなんかずっと無敵というか。どんだけ忙しくても結構タフに、「楽しかったなぁ」って素直に言えるくらいの貴重な思い出というか。

何事も自分のやりたいことがあるんだったら、「忙しいから」とかじゃなくて一旦やってみても良いのかなって思ったんで、いろいろ頑張って欲しいなと思います。

 

いしはらめいさん

私の経験談っていうか、私個人的に思うことなのであんまり応援になるか分からないんですけど。

春ってやっぱり不安に思う人もめっちゃおると思うし、自分自身新しい人に出会うとか環境が変わるっていうのがめっちゃ怖くて、震えちゃう、本当に落ち込んじゃうみたいな性格やったんですけど。

学生時代はもちろん友達ももちろんできたし、大切に思う仲間みたいな人もできたし、自分が心配してる程しんどくないというか、絶対に得たものの方が大きいなっていうのをすごく感じたので、新しい人に出会うことを楽しみにしててほしい。

不安に思わずに、楽しみっていう気持ちで受け入れてもらったら良いかなと思います。

 

ちとせみなさん

二人が言ってくれたのが素晴らしいから、付け加えみたいな感じなんですけど。 やってみて無理なこともあるし、上手くいかんこともめっちゃあると思うんですけど、新しい門出を迎えるってすごい素敵やし、門出を迎えようって思うから迎えられることやと思うので、その機会を存分に使って欲しいなと思います。

ほんまに無理なときは逃げても良いし、なんか頼れるものがあったら頼って欲しいし、それ がライブハウスに来るとか音楽を聴くやったらいっぱい自分達もライブするし音楽を届けに行きます。

 

—ありがとうございます。

 

 

メンバーの思う大人像と現在。そしてカネヨリマサルのこれから。

—9曲目の「背中」の序盤に”大人になってしまっても強くなれるわけじゃないらしいね”という歌詞がありますが、学生の頃に思い描いていた、理想の強い大人像はどのようなものでしたか?

 

ちとせみなさん

自分は、22歳くらいになったらお金もあって、自分の意志もあって、一人で格好良く生きていて完璧っていう一人前の大人になると思ってたんですけど、全然そうじゃなくて。延長というか、積み上げてきているものがなかったらどれだけ歳を重ねても薄っぺらいままやなぁと思っちゃうときもあります。

 

いしはらめいさん

私は逆に未来をあまり想像しないタイプだったので、どちらかというと大人っていうよりは、自分の好きなことをやってる未来を想像していました。

バンドをずっと続けている自分を理想像として思い描いていたので、人としての理想像は無かったんですけど、自分の好きなことをやれてるっていう点ではあの時思い描いていたことなのかなとは思います。

 

もりもとさなさん

自分も就職して、バリバリ仕事して、悩みなんか無くって、自分の意志がはっきりあって…みたいな大人像はあったんですけど。

現在の自分と照らし合わせると、ずっと青春が続いてるイメージで自分はバンドをずっとしていて、周りの同い年の人に比べると止まってる感じもあります。でも着実に一歩ずつ進めているので、自分なりのペースで大人にはなっているのかなと思います。

 

—来年、2024年で結成10周年を迎えられますが、10周年に向けて楽しみにしていることや、バンド、個人として頑張りたいことはありますか?

 

いしはらめいさん

まだ何も決めていないんですけど何かしたいなっていうのはあります。

カネヨリマサルというバンドが生まれてもう10年経ったというのはめっちゃ大きいことだと思うんで、規模とかではないですけど、何かしらの大きいことを、自分たちにとって意味あることをやりたいなとは思っていますね。熱いものというか、10代からの積み上げてきた熱いものをか出したいですね。

 

ちとせみなさん

でも、やっぱり最近思うのは、体を大事にすることですかね(笑)。ちゃんと10周年を迎えられるように、とりあえず元気に生きていきたいなと思いますね。

 

いしはらめいさん

それはそう、ほんまにそう(笑)。

 

いしはらめいさん

さなちゃんなんかある?

 

もりもとさなさん

お客さんとおもしろいことできたらいいなと思ったりもするし、支えてもらっている周りの人、スタッフさんとかとお祝いパーティしていきたいなと思います。

 

ちとせみなさん

恩返ししていきたいですね、

恩返しできるほどでっかいバンドしていきたい。

 

いしはらめいさん

10周年にふさわしい、到達できるほどの生活を今していきたいなと思います。

 

—ありがとうございます。

 

 

大人数でのインタビューでしたが、こちらに目線を合わせてお話ししてくださるみなさんの温かさと優しさで、とても楽しい時間になりました!

この春から新生活を迎える人も勇気をもらえる記事になったのではないでしょうか!

メジャー 1st Full Album『わたしのノクターン』は現在発売中です!

 

 

そして、3月からはメジャー1st Full Album リリースツアー2023「いまを生きるツアー」が始まります!

 

関西は

4月23日(日)MUSIC ZOO KOBE太陽と虎、5月12日(金)京都MUSE、

そしてツアーファイナルは、6月25日(日)心斎橋BIGCATにてワンマン公演です!

 

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先月のヘビーローテーションでカネヨリマサルを知った方、この記事を読んで興味を持ってくださった方は是非ライブハウスへ足を運んでみてください!!

カネヨリマサルのみなさん、本当にありがとうございました!

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