【アーティストインタビュー】「全部、きっと愛。」”今”を全力で突き進むMr.ふぉるてが唄う”愛”とは?

ゆりこ

 

こんにちは!!13期のゆりこです!

今回の記事は、ワナラボ8回目となるアーティストインタビュー!
(前回はカネヨリマサルのみなさんを取材しました!)

【アーティストインタビュー】積み上げてきた今までとメジャーシーン でのこれから。カネヨリマサルが歌い続ける青春ロックに迫る!

今回インタビューを受けてくださったのは、
3月15日にDigital EP『A disease called love』を配信リリースしたMr.ふぉるての稲生司さんと阿坂亮平さんです!

Mr.ふぉるて 稲生司(Vo/Gt) / 阿坂亮平(Gt) / 福岡樹(Ba) / 吉河はのん(Dr) 2017年3月30日結成、東京出身の平均年齢21歳の4ピースロックバンド。年末には「MERRY ROCK PARADE 2022」「FM802 RADIO CRAZY 2022」「COUNTDOWN JAPAN 22/23」など冬の大型フェスへ新人ながら軒並出演し話題となっている。(公式より一部抜粋)

 


↑Disital EPの4曲目に収録されている「無重力」

13期のゆい、ゆうり、ななか、14期のさちえ、ひゆうと一緒に対面でインタビューさせていただきました!

様々な”愛”や”青春”を歌い、同世代から多くの共感を得ているMr.ふぉるて。Digital EP『A disease called love』の楽曲から「今のMr.ふぉるてが考える”愛”とは」をテーマにインタビューさせていただきました!

 

最近愛している”モノ”

ーーー今回配信されるDigital EP『A disease called love』は”愛をテーマにした5曲を収録”とありますが、稲生さん、阿坂さんが最近愛している”モノ”はありますか?

 

稲生司さん
亮平くんはあるじゃない。ちゃこちゃん

 

阿坂亮平さん
自分の家にトイプードルがいるんですけど、最近というかもうずっとです。自分の命より大切な存在が1匹いますね。

 

稲生司さん
1匹(笑)。
僕の愛しているものか…甘い物が好きなのでお菓子ですね。

 

ーーー最近このお菓子にはまっているとかありますか?

 

阿坂亮平さん
アンパンマンチョコじゃない?

 

稲生司さん
いやいや、アンパンマンチョコは大分前に卒業した(笑)。

 

阿坂亮平さん
あ、卒業した?良かった。24歳でアンパンマンチョコはやばい(笑)。

 

稲生司さん
最近はぷっちょ。コンビニだとセブンイレブンでしか見かけないんですけど、ぷっちょのグレープ味にはまっています

2nd EP 『A disease called love』について

ーーーEPのタイトルが『A disease called love』ですが、なぜ愛を病気と表現しようと思ったのですか?

 

稲生司さん
人と人との出会いの中だったり、人と関わる中で絶対に“愛”というものが生まれると思っていて。“愛”ってハッピーなものだけじゃなくて、“愛”に苦しめられたり、“愛”故の寂しさだったりとかも生まれると思うので、それで辛くなったり苦しくなったりするのが「“病気”と似ているな」と自分の中で解釈した場面が生活の中であって、この『A disease called love』っていうタイトルにしました。

 

ーーーありがとうございます。また曲全体を聴いていて”君”という表現が多いと思ったのですが、“あなた”ではなく”君”にこだわる理由はありますか?

 

稲生司さん
“君”っていう表現が多いのは、“あなた”よりも“君”の方が、距離感が近いと思っているからですね。あと曲を出すと「歌っている側」と「聴く側」という関係性ができるので、僕がアーティスト側で、聴いてくれている“君”が曲の中の“君”とより距離感の近いところで重ねて、近くに感じてほしいと思って使っています。

学生時代と今のギャップ

 

ーーー次に、3曲目の「promenade」について質問させていただきます。歌詞の最初に“君がいないと憂鬱な5月”、サビの部分に”君がいれば6月さ”とありますが、この歌詞のように時が進むのを早く感じる瞬間はありますか?また、メジャーデビューしてから時が進むのを早く感じるようになりましたか?

 

阿坂亮平さん
逆に僕はゆっくりな感じがしてます(笑)

 

一同 (笑)。

 

稲生司さん
僕はライブ以外にも家の中で作業したりとか、色々やることがあったりするので、集中してるとやっぱり時間の流れを早く感じるなっていうのと、この間メジャーデビューして1年って言われて「あっ、早いな」って思いました

 

ーーー阿坂さんが遅く感じる理由はありますか?

 

阿坂亮平さん
僕が何もしてないからの可能性があります(笑)。

 

一同 (笑)。

 

稲生司さん
そんなことはない(笑)。

 

阿坂亮平さん
ずっと僕は家に引きこもって自分の部屋から出ないので、自分の世界の時がずっと止まってる感覚があります。

 

ーーーその感じ方は学生時代と比べて変化はありますか?

 

阿坂亮平さん
ありますね。学生時代は、ライブに出て、ライブから帰ってきてそのまま学校行って、バイトして、みたいな毎日で目まぐるしかったので、その時はもう時間が一瞬で過ぎてしまって。学生時代が終わって、もうバイトもしなくて、バンドだけってなると、あんまり家から出ないので僕だけ時がストップしてる(笑)。

 

ーーー稲生さんは学生時代と比べて変化はありますか?

 

稲生司さん
そうですね、元々人と関わるのが苦手な性格で、今はバンド活動というすごい楽しいことを見つけられたので、学生の時と比べたら、楽しいという意味で時間が早く感じるのかなと。

 

ーーーありがとうございます。

春から新生活を迎える方たちもいらっしゃいます。阿坂さんは「2023年は余裕を持った楽しい1年にしたい」とおっしゃっていましたが、余裕を持って楽しく過ごせるよう意識していきたいことはありますか?

 

阿坂亮平さん
2022年は聴いてくれるみんなが聴きたい音楽や、みんなの環境下をずっと意識して作曲とアレンジに力を入れていました。なので今年は、それより自分がかっこいいって思ったり、自分が作ってて楽しいと思えるような楽曲制作をして、音楽をもっとラフに考えていきたいなと思っています

 

苦境からできた「無重力」

ーーーEPの第一印象として、歌詞の表現が素敵な曲ばかりだと思ったのですが、稲生さんがEPの中でも歌詞にこだわった部分や自分の中で印象的なフレーズはありますか?

 

稲生司さん

EPの中だと4曲目の「無重力」という曲がありまして、その「無重力」の2番のBメロの”満月でもない月「綺麗」と誰かが言う 完璧じゃなくてもいいって言われているみたいでお月さまが羨ましかった”というところが印象に残っています。

この歌詞を書いた背景として一つエピソードがあります。自分が去年声帯結節という病気になり、その延長線上で喘息になってしまって、肺活量も全くなくなって、お医者さんにも「歌うのは厳しいね」って言われちゃったりしたこともあったんです。病院と家と買い物に行くためのスーパーの3箇所でしか生活してない期間が1ヶ月くらいあって、そのスーパーの帰り道にすれ違ったカップルの彼女の方が彼氏に「月綺麗」だよ」って言ってて。僕もその時に月をチラッと見たんですけど、全然満月じゃなくて。ちょっと歪だったんですけど、それで「完璧じゃなくてもいいんだ、満月じゃなくてもいいんだ」って、初めて人以外のものに嫉妬した自分がいて。人以外の物に嫉妬したっていう経験が人生の中でなくて、すごい自分の中では印象に残ったんです。

 

ーーーそれに続いて、「無重力」の歌詞の中に”両手を広げれば今夜どこまでも飛べそうさ”というフレーズがありますが、このフレーズは去年のツアーのタイトルになっていたと思います。このフレーズを入れた意図などがあれば教えてください。

 

稲生司さん
そうですね。「両手を広げれば今夜どこまでも飛べそうさツアー」は元々新曲ありきのツアーだったのですが、僕が体調を崩してしまったので曲も書けず、しかも公演数も今までで一番多かったので、どうしても自分が経験した辛さとか絶望とかを、「ただ辛かった」とか「しんどかった」だけで終わらせたくなくて、そういう感情にもちゃんと意味をつけたかったっていうのがありました。”ネガティヴのままじゃなくてポジティブに変化させていけたらな”と思って、ツアーのファイナルだけで「無重力」を披露しました。そのツアーにも意味を持たせるために、自分的には伏線回収的な感じで、個人のインスタやSNSに自分の状況を少し発信した時期があったんですけど、それを大丈夫かなという風に思って見てもらうよりも、こっちが”自信を持ってちゃんとステージに立てています”という意思とかをちゃんと示したくて、色んな意味でこのフレーズを入れました。

 

ーーーいろんな思いが詰まった「無重力」だったんですね。ありがとうございます。

Mr.ふぉるてがうたう”愛”とは

ーーー2017年にバンド結成されてから様々な形で”愛”の曲を書かれてきたと思います。そこから現在に至るまで”愛”に対する価値観の変化はありましたか?

 

稲生司さん
10代のときや20代のときって、人それぞれだと思うんですけど、恋愛の方に意識が向きがちだと思っていて。でもやっぱり愛が生まれる場所って恋人だったりとか、そういう場面だけじゃなくて、友達同士の中にもあるし、家族の間にも生まれるし、僕も10代の頃には恋愛曲ばっかり書いていたんですけど、色々な人に出会っていく中で、表面だけでしか見れていなかったものがいろんな角度から見れるようになったっていう変化は自分の中で感じています。

 

ーーーその価値観の変化に対して、作曲作詞に影響を受けたり、アーティストから受けた影響などはありましたか?

 

稲生司さん
基本僕は歌詞の内容やインスピレーションは映画とか海外ドラマとかそういうものから受けることが多いので、もちろん好きなバンドの曲とかもそうなんですけど、割合でいうとドラマとか映画とかの影響が大きいと思います。

 

ーーーありがとうございます。少し違う質問になるのですが、なぜ「恋」や「好き」という感情ではなく、”愛“という感情に焦点を当てた曲が多いのですか?

 

稲生司さん
僕は周りの友人が恋愛で悩んでいるときに、僕は全く別のことで悩んでいて、人生の中で悩むことって恋愛だけじゃないなって自分の中で感じていて。それこそ友人同士の関係性とか僕はすごく気にするタイプの人間で、一つ一つの出来事に対して普段からそこまで深く考えなくてもいいんじゃないかっていうことでも深く考えてしまう性格なので、10代の頃に自分の中で波が多かったから無意識にそこに視点を向けているんじゃないかと思います。

 

目標に着々と近づくMr.ふぉるて。今の”実感”とそこから見据える”未来”

―――今後同世代のアーティストで、対バンしてみたい相手はいらっしゃいますか?

 

阿坂亮平さん
僕はTeleというアーティストがとても好きで、対バンしたいなと思っています。

 

稲生司さん
同世代かぁ…(笑)。ちょっと質問の内容と変わってしまうかもしれないんですけど、ライバル意識しているバンドは、北海道の札幌にいるKALMAです。歳も近いですし、10代の頃からずっと一緒にやっているので。

(KALMAのインタビュー記事はこちらから↓)

【同世代インタビュー】「おとなになる」ってどういうこと?KALMAに教わる“変わること”と“変わらないこと”

 

―――ありがとうございます。以前、他のインタビューで“2022年は大阪のフェスに出たい”とおっしゃっていたのを拝見したのですが、昨年末はレディクレに出演されて有言実行されました。そこで感じた大阪のお客さんの特徴とか、「他の地域とはここが違う!」と感じることとか何かありますか?

 

阿坂亮平さん
盛り上がり方が尋常じゃない!(笑)。強敵です。フロアが熱量とかじゃなくて本当に温度が上がる感じが、大阪はライブをしていてこっちもめちゃくちゃ上がるし、楽しいですかね。

 

稲生司さん
たまにお客さんが腕とか上げてくれるんですけどライブ中、腕とかとれるんじゃないかなと思うぐらい(笑)。それくらい盛り上がってくれる。

 

―――ありがとうございます。「○年後にでかいフェスの大トリを受け持つバンドです」とSNSのプロフィール欄に書いてありますが、これに近づいているな、という感覚はありますか?

 

稲生司さん
ありがたいことに。最近はフェスにも出させてもらっていて。

 

阿坂亮平さん
去年からかな。フェスに出させてもらう機会が多くなって、かなり感覚はあります。

 

―――これからの目標について教えてください。

 

阿坂亮平さん
やっぱり「5年後にでかいフェスの大トリを受け持つバンドです」を有言実行できたらしたいな、という風に思っています。自分たちへのプレッシャーにもなってますけど。

 

稲生司さん
あとちょっとで5年。

 

阿坂亮平さん
それ以内に。「でかいフェス」ってちょっと抽象的なんですけど…(笑)。大きめのフェスの大トリはなんとか5年以内にできればいいなと思います。

 

いかがでしたか?

 

たくさん質問をさせていただきましたが、ひとつひとつの質問に対して丁寧に言葉を選びながら答えてくださった姿が印象的で、目の前の音楽に全力で向き合いながら目標に突き進んでおられることがインタビューから伝わってきました。
私たちもインタビューをしながら新しい”愛”の価値観を見つけることができ、さらにMr.ふぉるてさんの魅力に引き込まれた、そんな時間でした!

 

今後の活躍も要チェックです!!

 

2nd EP 『A disease called love』は本日から配信中です!

そして、全国21箇所を巡る『A disease called ”love” 〜君の頭の中で自由に泳げていたらツアー〜』が4月6日から始まります!

関西は4月22日に滋賀U⭐︎STONE4月24日に神戸VARIT.5月11日にKYOTO MUSE、そして7月16日にZepp Osaka Baysideにて公演予定です!

 

阿坂さん、稲生さん本当にありがとうございました!!

 

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