【謎サークル】京都大学 『雪だるまプロ』
謎サークル企画第4弾
みなさんこんにちは!!12期のイトーです!!
早いもので、謎サークル企画も第4弾を迎えました!
いつも読んでくださっている皆さん、そして今日初めて記事を読んでくださる皆さん、
本当にありがとうございます!!
6月にも入り、だんだん暑い日が増えてきましたが、皆さん体調崩されていませんか?
私はそろそろ長袖が暑くなってきたので、押し入れから夏服を引っ張り出してきました!
さて、本日ご紹介する謎サークルは、そんな暑さも吹き飛ばす!ヒンヤリネーム(←今考えました)!
京都大学 “雪だるまプロ” さんです!
雪だるま??作るの??愛でるの??
と思いながら取材に臨んだ私達。
一体何をしているサークルなのでしょうか?
取材を受けて下さったのは、写真左から、
京都大学3回生 雪だるまプロ会長の清家綾音さん(以下“あやねーる”)
京都大学2回生 雪だるまプロ副会長 川原桜さん(以下“さくさん”)
のお二人。
それでは取材の模様をどうぞ!!
雪だるまを作るのか!?
―――本日はよろしくお願いします!
2人「よろしくお願いします!」
―――早速ですが、“雪だるまプロ”というサークル名の由来は何ですか?
あやねーる
「(恥ずかしそうに笑いながら、)由来は、本当になくて…」
―――そうなんですか!?
あやねーる
「サークルの創設から今年で36年目ぐらいで、先日当時の創設メンバーの方にお会いして、名付け親の方にお話を伺ったのですが、本当にその方の思いつきだったらしくて…(笑)。」
―――えええ(笑)
あやねーる
「私達も、変な名前のサークルだなと思って入ったのですが、この間(創設者の方に)お会いするまで、何となくで付けた、ということもみんな知らなくて…(笑)。ずっと都市伝説みたいな形で、“映画のフィルムの黒い部分を二つ合わせたら数字の8みたいな形になるから”と言われていたんです。」
―――(映画のフィルム…?)
あやねーる
「でも、実際に真偽を確かめさせてもらったら本当にただ思い付きで、フィルムも関係なくて…。発想源も聞いてみたのですが、それもあまりなかったみたいです(笑)。」
―――(もしかして映画サークル…?)パッと思い付いたのが“雪だるまプロ”…⁉発想がすごいです…!(笑)さくさんも入った時に不思議な名前だなと思われましたか?
さくさん
「そうですね、思っていました。私はたまたま新潟県出身なのですが、雪だるまプロって本当に冬に雪だるま作ってコンテストでも開いてるのかな、と…。あと、その都市伝説の、“映画のフィルムの形に似ている”っていうのも最初は本当に信じていましたね…(笑)。」
―――(ということは、雪だるまは作らないの…?)このサークル名で良かったことは何かあったりしますか?
2人
「う~ん…」
あやねーる
「あ、今Twitterで新歓活動みたいなのをやっているのですが、他のサークルさんと一緒に合同のオンライン説明会をやらせてもらった時に、サークル一覧を見て、“雪だるまプロ”という不思議な変な名前に引っ掛かりを覚えて検索してくれた新入生がいました。あと、今回こうやって(取材の)ご縁をいただいたのも不思議な名前のおかげですね。こんな感じで、不思議な名前だな~って興味を持ってもらえることは結構あります。」
―――確かに、“雪だるまプロ”という名前じゃなかったらこの取材は実現しなかったかもしれません…!あの…普段どんな活動をされているのでしょうか?
あやねーる
「雪だるまプロは映画の自主制作サークルで、正式名称は『京都大学公認自主映画制作サークル雪だるまプロ』といいます。主な活動内容としては、映画を自分達で制作して、学園祭と上映会で放映して見ていただいています。上映会は梅雨の頃にあり、自分達で主催しています。」
―――雪だるまではなく映画を作られているのですね!!!年間にどのぐらい制作されるのですか?
あやねーる
「そうですね…。特に本数制限は設けていないので撮りたい人が自由に撮っているのですが、5分ぐらいの短いものから1時間以上のものまで合わせると、年間大体20本ぐらいです。」
―――20本!
あやねーる
「はい。そこに、本編の前に流す2分ぐらいのオープニングフィルム、金曜ロードショーの前に流れる短い映像みたいなものですね。それも含めると、大体年間40本ぐらい作っています。」
―――40本!!すごいですね!!
↑オープニングフィルム『第n回雪だるまプロ将棋トーナメント決勝』
公開までの流れは?
―――映画を公開するまでの流れやスケジュールはどういう感じなのですか?
さくさん
「基本的に、まず、作品を撮りたい人が企画書を上げます。やる気がありさえすれば誰でも監督をできるんです。企画書をあげて、週1回の定例会で会員に共有して、撮影許可がおりれば順次撮影の準備をしていきます。撮影では、キャストを揃えて、その日ごとに都合の合う人を集めて、音声、照明などの色んな役職をやってもらう人を決めて、実際に撮影をします。撮影までが一通り終わると、基本的に監督以外の人は終わりなんですけど、その後で監督が地獄のような編集作業をおこないまして…。」
―――地獄のような編集作業…。
さくさん
「本当にこれが一番きついと言われています。“撮影はしたいけど編集はやりたくない!”という人もたくさんいるので…(笑)。」
―――!!そうなのですね…!
さくさん
「その後編集が終わったら、変なものが映り込んでいないか、音が乱れていないか、などをチェックする“ノイズチェック”、いわゆるノイチェをおこないます。それに通れば無事に上映できるという手順です。上映までに様々な手順を踏んで作っていますね。」
―――行程がたくさんあるのですね…。上映のどれぐらい前から動き出すのですか?
さくさん
「サークル全体で夏休みに撮る公式作品は半年~1年ほど時間をかけて撮りますが、個人が上映会で流す短い映画は全然そんなことないです。企画書をあげてから2週間後には撮影、というのもよくあります。」
―――なるほど。色々考慮して組み立てていくのですね。
さくさん
「そうですね。天気をイメージに合わせたり、子役さんや外部の劇団員の方をお呼びする時は特に、日程調整や場所の確保が大変なこともあります。」
―――撮影するまでも結構大変なんですね…!
↑2019年度公式作品 『それでも星は美しいか』
あやねーる
「あと、面白い話が一つありまして…。」
本格的な作品を次々とリリースしていく雪だるまプロさん。制作過程では様々な苦労があるそうです…!お二人に色々語っていただきました!
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