【ビンタン連動企画】仁井聡子さんにインタビュー!~未来に通じるActionの起こしかた~

りほ

 

みなさんこんにちは!

13期のりほです!

本日は、FM802DJの仁井聡子さんへのインタビューの模様の後編をお届けします!

 

前編はこちら

【ビンタン連動企画】仁井聡子さんにインタビュー!DJとは表現力の隙間産業?!

 

後編となる今回は、仁井さんのリフレッシュ方法についてのお話や、学生へのメッセージなどを伺いました!

 

 

マイナスなことも、誰かの何かに繋がっている

 

――仁井さんは、常に明るくてポジティブなイメージがあるのですが、落ち込んだりストレスを感じたりすることはありますか?

 

ありますよ、それこそストレスの山ですよ(笑)!ラジオをやっている時はすごく楽しいんですけど、細かい反省はたくさんあります。

すごくよくできたなって思う番組や、楽しかったインタビューはなかなか無いですし。でも、ラジオに包まれている感じや、リスナーさんが聞いてくれていて反応してくれてるのはすごい楽しくてエネルギーになっているので、色々な良いことや悪いことを栄養にしている感じがします。

実は、プライベートで良いことばかりではなく、何か嫌なことがあった方が良い放送ができるんです。ラジオを聞いている人たちもみんなハッピーなわけじゃないと思うので、しんどいなっていうメッセージが送られてきたら、その人のこと全部はわからなくても、そんな気持ちに寄り添えるっていうのはいいことだなって思います。

 

――お仕事の中でストレスを感じることもあるけれど、それもプラスに変えているのですね。

 

マイナスも、誰かの何かに繋がっていると思うと、そんなに悪くはないかなっていう感じですね。

 

――休日などに、リフレッシュやリラックスするために何かされていることはありますか?

 

これという趣味はあまり無くて、本当に喋っているのが好きです。ずっと喋っているかもしれないです(笑)!

映画館に行く、とか1人で行動するのもすごく好きで、大勢で何かをするよりも1人でどこかへ行ったりします。散歩って1人でする方が頭の中を整理整頓できるっていうじゃないですか。ずっと誰かと喋っていたいからこそ、1人で映画を見たり買い物へ行ったりすることでバランス取れているのかもしれないですね。それでリラックスとか頭の中の整理になっているのかなって思います。

あと、一番はすごく大きな枕に大きな声で叫ぶことが一番のストレス発散になってます(笑)。本当に大きな声を出すって良いから、お勧めしたいです!

 

――私も、よくお風呂場で大きな声で歌ってます(笑)!

 

そう!BTSのBluetoothで繋がるマイクを買ったんですよ!それで、ネット上のカラオケを流して歌ってたら、家族から「色んなところに聞こえるから本当にやめてくれ」って言われて、今は封印しているんです。すごくストレスが溜まっています(笑)。

歌ったり、大声出したりっていうのはすごく重要で、力も出るし、その時に思っている感情が出るんだと思います。だから、早く声が出したいですけど、その分今は拍手や大きなリアクションをすることがストレス発散になると思います。

 

 

一番大事なのは、誰かからの評価じゃなくて自己評価

――続いて、就職などで新しい生活が始まるときに、新しい環境に対して不安に思ったりしてしまう気持ちにうまく対処する方法はありますか?

 

私自身就職活動をしたことがないから、それに対するアドバイスは難しいんですけど、オーディションが就職活動だとして話しますね。良くも悪くも自分を表面的に捉えられる一瞬を不安に思ったりすることはあるけど、何社受けて何社落ちようが、自分の全部をわかってもらっているわけじゃないし、その人に自分を否定されているわけじゃないっていうことを常に頭に置いてもらいたいなって思います。

私も自分がオーディションに落ちたとき、自分を否定されたような気持ちになりました。でも、そのオーディションで出せている私なんて全体の0.1%にも満たない部分で、私自身を否定されているわけじゃないって思ったら、「馬鹿だな〜あの審査員」って思えるようになってきました(笑)。

だから、一番大事にして欲しいのは、誰かからの評価じゃなくて自己評価です。そこで本当に良いオーディションが受けられたなって思うならまあ良しとしましょうよ、次に私を見つけてくれる良いご縁があるために今回のことがあったんだって自分の良いように解釈してます。私は自分が映画の主人公なので、自分に良い脚本を頭の中でめちゃくちゃ書いてます。

 

――学生の時の自分に何か伝えたいことはありますか。

 

大人は厳しいけど楽しいぞっていうことですかね。私は早く大人になって早くDJになりたかったから、本当は大学とか短大も行くつもり無かったんですけど、関西のFM802を知ったときにどうしても関西に出てきたくて、その理由づけで短大を受けました。

早く大人になりたいと思っていたけど、実際に大人になった今、大人になるのは悪くないけど、そのときに思っていたのとはやっぱり違うなっていう感覚はすごくあります。自分が思っていたよりもずっと幼稚だし、スマートな感じには成長できてはいないし、大変だけど、楽しいです。

大変じゃないことは全然ないけど、10代には10代の、20代には20代の、みんなそれぞれの喜びも悲しみもあるから、それで得られる色みたいなものは全部違う色だから、「次のステージに来たな」っていうくらいの感覚でそのまま進めよって思います。とにかく、楽しいぞってことです(笑)!めちゃくちゃ色々あるけど、人生は楽しいです。


――早く大人になりたいと思っていたとおっしゃっていましたが、実際に大人になってから、学生のときにやっておけばよかったと思うことはありますか。

 

あー、英語です。英語だけはもっとやっておけばよかったってすごく思いますね。

私は興味がないものには全く手をつけないタイプで、英語の曲とかすごく好きだったにもかかわらず、中学と高校の英語の先生の授業が本当に嫌だったことで自分の中でシャッターを閉じちゃったので、本当に勿体無いことしたなと。今頑張ろうと思っても、全然入ってこないんです(笑)。

もっと頑張っておけばよかったなって思いますけど、今はその代わりに韓国語を頑張っているんです。やっぱり、好きな俳優さんとかアーティストさんとか、そういう人がいれば強いと思うから、そういう人を見つけて、その人にまつわるものを突き進んでいくと、結構頭に入りますよね。

 

 

自分の心の声を逃さずに、まずは何でもやってみる

 

――最後に、コロナ禍ということもあって将来が不安で、夢や目標が見つからなかったり、目標があってもどう行動していけば良いのかわからないという学生がたくさんいると思います。そういった人に向けてメッセージやエールをお願いします。

 

合う・合わないは、全てのことに関してあると思います。

例えば受験もそうで、小学校受験が合う子、中学受験が合う子、高校受験が合う子がそれぞれいるように、自分が思っていることとやりたいことがカチッとハマるのが、必ずしもみんなと同じじゃないっていうことを念頭に置いてやっていると、しんどさが軽減するのかなって思います。

それは子育てしていてすごく思ったことで、自分が「女の子」という人生を歩んできていて、そこに娘ができたので、娘にも無意識に自分が歩んできた人生をなぞらせてしまっていたんですよね。自分が小学校の時こうだったからこんな感じでしょ、みたいな感じで駒を進めていたんです。

でも、彼女には彼女の歯車があって、私が動かせないものがあるんだなって知ったときに、この子のそういうものをちゃんと見ておかないと大変なことになるなと思いました。

それが顕著に出たのが小学校のときで、周りで結構受験をさせる子が多かったので、みんな塾に行っているし小さい時から勉強できたほうがいいでしょうくらいの感じで塾に入れたんです。

そうしたら日に日に娘の顔が暗くなっていって、もともと絵を描くのがすごく好きな子だったんですけど、一年くらい経ってから、すごく暗い顔で、「私はこんなことをするために生まれてきたんじゃない」みたいなことを言われたんですよ。こんなことをする暇があるなら、もっと絵が描きたいし物が作りたいって言われて、すごいハッとしたんですよね。

この子が今やりたいって言っていることを私はなんで全然嗅ぎとらなかったんだろうって、すごく後悔して、すぐ塾やめたら娘の顔色も戻っていきいきしてきました。

 

――なるほど。確かに、やりたくないことを強制されるのはしんどいですね。

 

そういう感じで、人には人の、自分のタイミングっていうのがあるから、やれ卒業したから就職だ、やれここ卒業したから大学に行かなければならない、とか、そういうことじゃなくて、自分が本当にやりたいっていう時とやらなきゃいけないっていうタイミングを、自分も周りも見逃さないようにするっていうのが人生にとって一番大事なことだなと思います。

自分がやりたいこととか思い描いていることとかを妥協せずにずっと思っていると、それを輝かせようと思ってくれる人がポッと出てくるタイミングがあるんですよね。かといって、待っていても何も来ないから、そこだけは勘違いしちゃダメだなって自分の人生の中でもすごく思っています。

例えば、今日の星占いでとても良い日って分かっても、自分が家でじっとしていたら何も起こらないので、自分で「このタイミングかもしれない!」って思ったら、すごく怖いけど、まず何でもやってみるっていうのはすごく大事です。そこから後でジャッジすればいいから、自分の心の声を逃さないでほしいなっていうのが私の一番の皆さんへのお言葉です。


――私もなんとなくレールに乗って進んできたところが多いので、すごく考えさせられました。

私も何も考えずに進んできたんですけど、人と私は違うっていうことに気が付けて本当にラッキーだったなって思います。やっぱり自分を見失う瞬間っていうのは多々あると思いますけど、わからない時はなんでも手を出して突っ走ればいいと思うんですよ。それで痛い目にあって傷作っても、瘡蓋になって取れるので、いっぱい失敗もして、でも自分がこうだって思ったものに進んでいってほしいなと思います。

 

―本日はお忙しい中インタビューにご協力いただき本当にありがとうございました!

 

 

いかがでしたか?

二回にわたって、FM802DJの仁井聡子さんへのインタビューの模様をお届けしました。

仁井さんがどのようにラジオDJという夢を切り開いたのか、仕事における転機はどのようなものだったのか、どのようにストレスを発散しているのか、など興味深くてためになるお話をたくさん聞くことができました。また、学生へのエールもいただくことができ、とても勇気づけられました!

今回インタビューを受けてくださった仁井聡子さんがDJを務めてくださっている、802 BINTANG GARDEN 「Action! 〜未来に向かって〜」が3月13日の21時から放送されました。

私たち802wannabesが番組の企画・制作を行い、未来に向かって〜あなたのこれからを応援する時間〜をテーマに、ゲストにSUPER BEAVERさんとeillさんに来ていただき様々なお話を伺いました。

聞き逃してしまった人も、『radiko』のタイムフリー放送で3月20日まで聞くことができますので、ぜひお聞きください!

802 BINTANG GARDEN│FM802│2022/03/13/日 21:00-22:00

http://radiko.jp/share/?sid=802&t=20220313210000

 

802 BINTANG GARDEN 「Action! 〜未来に向かって〜」のホームページはこちら

https://funky802.com/pages/pickup_detail/6606

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