【SDGs】色んな分野からSDGsを身近に! 立命館大学Sustainable Weekにインタビュー!(前編)
皆さんこんにちは!12期なごです!
最近SDGsという言葉をよく耳にしませんか?
SDGsとは、
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。
17のゴール・169のターゲットから構成され、日本は目標達成に向けて積極的に取り組んでおり、FM802、FMCOCOLOでも特別番組が放送されたり、特設サイトが開設されるなど、さまざまな取り組みを展開しています。
でも、SDGsって何だか難しそう…。
私たち学生にも何かできることはあるのかな…?
ということで、今回は、SDGsに取り組んでいる
立命館大学Sustainable Week実行委員会
(以下、SW実行委員会)
の皆さんに取材してきました!
山内瑠華さん(立命館大学2年生)、豊田真彩さん(立命館大学2年生)、佐藤彩香さん(立命館大学1年生)の3名にお話を伺いました。
Sustainable Weekとは?
2017年にスタートした日本初の学生主体のSDGs体験型イベント。今年は10月5日から10日まで、”Imagine the Future -ニューノーマルな文化祭-”というテーマでオンライン開催されました。
↑立命館大学Sustainable Week 公式HP
メンバーの皆さんは、活動内容や専門性を活かしながら、大学だけでなく地域社会を巻き込んでSDGsを軸にした多数のプロジェクトを行ったそうです。
終わってみてどんな感想を持たれたのでしょうか?
1年生も大活躍!ラジオからファッションまで!?
―――Sustainable Weekを終えて今のお気持ちはいかがですか?
豊田さん
Sustainable Weekは今年が初の完全オンライン開催でしたが、6日間を通して様々な情報を発信できたことが良かったです。
開催に向けてはリモートだからこそコミュニケーションがとりにくく戸惑いもありました。今年は大学の前期授業が全てオンラインになり、メンバーが集まることができませんでした。しかしそんな状況でも本当に1年生が頑張ってくれて。
完全オンラインで開催したSW2020!
動画はアーカイブで配信するので見逃した方、ぜひみていただけると嬉しいです!!
▷https://t.co/mc95At9pns
(再生リストに随時追加されていきます)— 立命館大学 Sustainable Week 実行委員会 (@SustainableWeek) October 10, 2020
山内さん
1年生の佐藤彩香ちゃんがリーダーとなって動いてくれました。私がやりたいプロジェクトに1年生にも関わってもらっていたのですが、すごく順調に進み、とても頼りになりました。
―――1年生の力が大きかったのですね!リーダーを務めた佐藤さんはいかがですか?
佐藤さん
正直自分はSW実行委員会の存在を知ったのも大学に入学してからで、去年までの形態なども分からない状態で活動しました。進めていく上で課題も見つかり、団体としての発見もすごく多かったです。今年の経験を活かして、来年以降の活動がより良くなっていったらいいな、と思っています。
―――1年生から中心となって活動されていて、素晴らしいと思います!山内さんはどんなプロジェクトをされていたのですか?
山内さん
私個人としてのプロジェクトとしては、ファッション×Sustainableと、LGBT×メイクアップ、そしてラジオの3本でした。自分の興味関心を動画やコンテンツにして形にする経験は初めてだったのですが、6月にSW実行委員会に入ってからとても多くの人と繋がることもでき、自分の興味関心を発信することの大切さについて考えることができました。
↑社会を動かすファッション SWLIVE×アパレルブランドmecara
↑Makeup Is for Everyone -makeup × LGBTQ- Sustainable Week 2020
―――ラジオも配信されているのですか?
山内さん
はい!StandFMというサービスを使い、「rupipiの部屋」というタイトルでSWメンバーの裏側を取材して配信しています。
―――なぜラジオに焦点を当てられたのでしょうか?
山内さん
最近VoicyやStand FMなどの音声配信ツールが流行ってきているので、その波に乗っちゃおう!という感じで…。
―――最近流行ってきていますよね…!
山内さん
動画だと、顔が映って緊張したり映像の編集に時間がかかったりしますが、ラジオだとよりカジュアルな感じで、録音するだけで配信できます。電話感覚なのでメンバーの本音や裏側を掘り下げることもできるかな、と思って。
―――YouTubeとStand FMでモードを、使い分けされているのですね!
Sustainable Week実行委員会の裏側に迫ってみた!④ on https://t.co/LuoVCoXWVz https://t.co/DTzTfWnbSx
— 立命館大学 Sustainable Week 実行委員会 (@SustainableWeek) October 10, 2020
色んな分野からSDGsを身近に!
―――YouTubeでオンラインマジックショーの動画が配信されていますが、これはSDGsとどう結びついているのですか?
↑オンラインマジックショー
山内さん
マジックショーは一見SDGsと繋がりがないように見えるかもしれないですが、目的や背景を掘り下げていくと、「No one will be left behind」(誰も取り残さない)、「ダイバーシティ」(多様性)、などというキーワードから、SDGsにつながっています。
佐藤さん
誰でも楽しめるように、といった思いで企画しました。全員が楽しめなかったら意味がない、どんな人たちでも楽しめるんだ、ということを伝えようと取り組みました!
―――そういった意図があるのですね!退学・休学はアリかナシかという企画もありましたが、こちらはどういった狙いがあるのですか?
↑SW LIVE NEXT No.1~退学・休学はあり?なし?~ Sustainable Week 2020
佐藤さん
退学・休学、というのはマイナスなイメージがありますが、退学・休学をプラスにして活動している人がいるから、別にマイナスじゃない、という視点を持ってもらおうという狙いがありました。
―――どの企画もそれぞれがSDGsのゴール達成に結び付いているのですか?
豊田さん
そうですね。色々な学部で、色々な興味関心を持った人、専門分野を学んでいる人達が集まった団体なので、その強みを生かして多様性に富んだ企画を行っています。この企画に興味がある!という関心から人々を集めて、最終的にはSDGsなどの大きな枠組みに興味を持ってもらおうと、企画しています。
山内さん
SDGsと聞くと、国連が定めたすごく大きな目標と感じる方が多いと思うんです。その視点を変えるために、ファッションや恋愛、環境、ジェンダーなど、皆さんにとって自分ごとにできそうな色々なコンテンツを配信しています。これだったら自分ごとにしてアクションを起こせそうだな、という発見があったらいいなと思っています。
【最&高な企画 #2】
「SDGsと恋愛ってどんな関係があるんだろう⁇🤔」
「そう言えば恋愛について深く考えたことないなぁ…」
そんな貴方にオススメしたい!!
Dabelというラジオアプリでお送りいたします📻
聞くだけでも良し!ちょいとダベっても良し!
詳細は👇https://t.co/fyLECePSRD pic.twitter.com/ztLXY0UstM
— 立命館大学 Sustainable Week 実行委員会 (@SustainableWeek) October 1, 2020
―――他にも活動を通して気づいたことはありますか?
山内さん
私は高校時代に国際関連について学んでいたこともあって、SDGsについてはその頃から知っていました。でも、「南アフリカの子供たちが…」とか、「沈みそうな島があって…」といった遠い国の話ばかりで、当時は、「世界のどこかで大変なことが起きているんだなぁ…」ぐらいの認識でした。でも、大学に入学してからSDGsをすごく身近に感じ、今までのイメージがすごく変わったんです。周りの大学生や大人の方たちと一緒にプロジェクトを進めていくうちに、みんな意外とSDGsに取り組んでいるんだ!と気づきました。
豊田さん
視野が広がった、というのはすごくあります。私は最初、「食」に興味があり、その中でも特に食品ロスに興味があったのでSW実行委員会に入りました。色々なイベントに参加しているうちに、こんなものもSDGsにつながっているんだ、どれも全く関係ないわけではないな、ということがすごくわかってきました。食品ロスの問題から環境問題に結びつくなど、SDGsという一つのキーワードを通して様々な人と出会い、色々な分野にも興味を持てるようになったと思っています。
―――参加された中で、印象に残っているイベントはありますか?
豊田さん
私が印象に残っているのは昨年行なっていた、「インパクトゼミ」というイベントです。まずテーマに沿ってゲストの先生の講演と学生登壇者の活動発信を行い、その後先生も含めて参加した学生とディスカッションを行うイベントでした。自分の持っていた疑問を聞くことができたり、アクティブな学生の活動を知る機会になったので参加してすごくよかったです。
―――イベントに積極的に参加していくのも大事ですね!
弊社がプログラムのオーガナイズを行った環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業「SHIGA SDGs Studios」の特別トークセッションが本日15:30〜より配信されます!
三日月大造滋賀県知事と、受講学生のトークセッションをお楽しみください! https://t.co/Hak8JxhrNh— インパクトラボ (@SDGs_Impact_Lab) October 5, 2020
↑インパクトラボ公式HP
山内さん
私もイベントつながりで高校生の時にSW実行委員会を知りました。SW実行委員会に所属している先輩方が授業をしてくださったのですが、その時にメンバーひとりひとりが、自分ごとにしたSDGsについて語ってくださったことが印象に残っています。一人ずつ話を聞いていくうちに、こんな大学生がいるんだ、と自分よりちょっと年上の人のロールモデルを見せてもらった感じがしました。高校でSDGsについて学んでいたけれど、なかなか自分の私生活と(SDGsを)結びつけてられてないクラスメイトも多かったので、そういった大学生の存在は大きかったです。
―――高校生の時から、そういうことに触れる機会があるのは素晴らしいですね。私たちも良い影響を与えられる大学生になれるように頑張っていきます…!
いかがでしたか?
前編ではSDGsに対する考え、取り組み始めたきっかけをお聞きしました。
Sustainable Week公式YouTubeチャンネルでは、様々な企画がアーカイブ配信されています!ぜひ覗いてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC8O3_nRwBIUEgIL6P16FroA
↑立命館大学Sustainable Week実行委員会公式YouTubeチャンネル
そして、11/3(火・祝)18:00~21:00には、FM802 HOLIDAY SPECIAL「YOUR ACTION “SDGs”」が放送されます。FM802を通して、自分たちの未来について考えるきっかけを与えてくれる内容となっているそうです!ぜひこちらもチェックしてみてください!
https://funky802.com/pages/pickup_detail/6206
後編では、取材を受けてくださった3名が実際に取り組んでいるSDGsについて、大学生でもできるSDGsについて、ご紹介します!
お楽しみに!