初心者がいく!!洋楽ライブ体験記 The Linda Lindas編
こんにちは!15期のひぃです!
今回私は3月19日(火)に心斎橋BIGCATにて行われた
『The Linda Lindas』の来日公演にて、
彼女たちの熱いライブを観覧させていただきました!
普段洋楽をあまり聞かない私でしたが、
新しい扉が開いた気がしました。
そんな最高な夜の模様をお届けしていきます!
The Linda Lindasとは?
まずは彼女たちのことを深掘りしていきましょう。
The Linda Lindasはアメリカ・ロサンゼルス発の4人組ガールズバンド。
メンバーはベラ、エロイーズ、ルシア、ミラの4人で、
2018年から活動を開始、2022年にアルバム・デビューをしています。
彼女たちは2024年3月現在で全員が10代。
等身大ティーンエイジャーからあふれ出す音楽は、年齢・性別・国籍問わずたくさんの人々の心にまっすぐ届いています。
そしてこの『The Linda Lindas』という名前、音楽好きの皆さんなら何か連想してしまう歌があるはずです。
そう、THE BLUE HEARTSの『リンダリンダ』という名曲が。
予想の通り、彼女たちのバンド名は『リンダリンダ』、
およびその曲を題材にした映画『リンダリンダリンダ』が由来となって『The Linda Lindas』と名づけられたそうなのです。
彼女たちを身近に感じられるポイントのひとつなのではないでしょうか!
また、彼女たちは2021年にロサンゼルスの公共図書館でライブを行っています。当時の映像がこちらです!
映像の彼女たちは今より若いですが、音楽からあふれるパワーに年齢は関係なく、加えて誰にも負けないかっこよさがあります。
初めて見たとき、特に衝撃を受けた映像でした!
その他にもサマーソニックへの出演やドラマの予告に楽曲が使用されたりと、今勢いが凄いバンドの一つです!
参考: https://tower.jp/artist/4472778/The-Linda-Lindas https://www.neol.jp/music-2/116740/
驚きの連続⁉ライブレポート‼
当日の会場は心斎橋にあるBIGCAT。
BGMも全て洋楽。いつも来るBIGCATとはまた違った一面を見せていました。
会場のフロア内に入ってまず最初に驚いたことは、
お客さんの顔ぶれが老若男女多国籍だったことです。
「若いと言っても高校生とかでしょ…?」と思われた方が居るかもしれません。
違うんです、小学生くらいの子たちが、親御さんらと一緒に見に来ていたのです。
それも1組ではなく、何組も見かけることができました。
小さい子を連れて家族でライブに行ける、そんなアットホームさも彼女たちの魅力なのかもしれません。
その他にも会社帰りの方や他の国の言語を話している方、
少しお年を召されている方など、
本当に多種多様なお客さんでした。
一人で来られている方も多く、自由に楽しめそうな空間が開演前から広がっていたように感じます。
そうこうしているうちに19時になり、とうとうステージが始まりました。
キラキラと明るいステージに飛び込んできた彼女たち。
その瞬間の弾けるような笑顔、そして最初に響かせた1音、The Linda Lindasはそれだけで自分の心を鷲掴みにしていきました。
「あ、好き」と。
恋に落ちるとは、きっとこういうことを言うのだ、
と思うほどでした。
装飾も無く、映像も無く、ただ彼女たちと楽器が存在するステージ。その自然体さが彼女たちの魅力を引き上げているのだとも感じました。
ライブのセットリストは以下の通り。
【セットリスト】
1.GROWING UP
2.WHY
3.MONICA
4.Talking To Myself
5.Yo Me Estreso
6.Excuse Me
7.Never Sey Never
8.Revel Girl
9.Nino
10.No Clue
11.Fine
12.Remember
13.Too Many Things
14.Resolution/Revolution
15.Big Mouth
16.Cuantas Veces
17.No Obligation
18.Tonite
19.Oh!
20.Racist Sexist Boy
En.Linda Linda
約1時間半で21曲(+1曲)と、今振り返ってみると何ともすごい数です。
曲数は沢山ありましたが、体感としては本当にあっという間でした。しかし心も体も充実しているという、とても不思議で素敵な時間を過ごすことができました。
ライブではまたまた驚きが待っていました。
なんと彼女たちは全員がボーカルでもあるのです。
一曲ずつリレー形式のようにボーカルが変わり、その都度バンド全体の雰囲気や持ち味が変わっていく。
分厚いパンクロックなものから、カジュアルでポップなものまで、とにかく幅広い音楽を彼女たちは届けてくれました。
ここで個人的に特に好きだった曲をいくつかピックアップして紹介していきます。
まず『Yo Me Estreso』、それまでのポップ・ロックな曲からは少し表情を変えて、グルーヴィで広大な自然を感じさせるような1曲。
特にサビのコーラスの声が合わさり響く所が印象的でとてもかっこよく、5曲目だったにもかかわらずその日の最高潮になってしまうのでは、というくらいには私の心を盛り上げてくれた、思わず好きになってしまった曲でした。
MVが無く視聴してもらえないのがたいへん悔やまれますが、これはもうライブに行ってみてほしい、ということなのだと思います。ぜひ聴いてほしい1曲です。
そしてここで終わらないのが彼女たちでした。
常にフロアの盛り上がりの最高潮を更新していきます。
特に『Nino』、こちらは「My cat’s name is Nino!」というMCから始めてくれた楽曲で、その掛け声だけでフロアは大盛り上がり。
重たさとポップさ、そして疾走感を兼ね備えたこの楽曲は、更にフロアを沸かせていきました。
彼女たちの演奏を聴いていると体が勝手に動いてしまい、気が付いた時には縦ノリをかましていて。
お客さん達も思い思いに自由に楽しんでいたため、より自分の感じたままに心も体も動かすことができたのかもしれません。
こちらの楽曲はMVがあるので、ぜひ聴いてみてほしいです。
黒猫が可愛く色使いもとってもおしゃれな、まるで絵本のようなMVとなっています!
アンコールの『Linda Linda』は、THE BLUE HEARTSの名曲『リンダリンダ』のカバー。
彼女たちの全力の演奏と、ただカバーするだけでない、オリジナリティと愛のあふれるアレンジは、心をもう一度力強く鷲掴みにしていきました。
アンコールなのに…!もうすぐ終わっちゃうのに…!まだ終わらないで!寂しい!もっとここで聴いていたい!という気持ちにさせてくれるほど迫力があって、彼女たちは本当に凄いな、と思いました。
単純な言葉になってしまいますが、とてもとてもかっこいい、これに尽きます。
こちらもなんとMVがアップされているので、聴くことができます!
ここで終わってしまうかと思いきや、もう一度新曲『No Obligation』を!
というのもこの日は『No obligation』のMVを撮影する大切な日で、本編でも同様の案内とともにMV撮影があったのですが、なんともう一度撮影する、ということでした。
もう何度でも聴きたい、そんな気持ちだったので、一度捌けてしまった彼女たちがもう一度出てきて演奏してくれる、というだけでとても嬉しかったです。
「皆さん今日一番の盛り上がりを見せてください!」といった内容の言葉と、彼女たちの最高の演奏と笑顔にあてられて、どこからその元気が出てくるんだと問いたくなるほどの最上級の盛り上がりを見せるフロア。
形になったら思わず抱きしめたくなるような、熱く愛しい瞬間でした。そんな空間に居ることができたこと、本当に嬉しかったです。
MVが出たら是非その熱を感じてほしいです。
全編を通して…
まず、フロアに向けた彼女たちの声かけや雰囲気もラフで優しく、とてもチャーミングだったことが印象に残りました。4曲目が終わったあたりで「Come closer!(もっと近くに来て!)」という声かけをしてくれて、全体が暖かい気持ちに包まれていったり、終盤の「So cool!(あなた達とっても素敵!)」というMCでもう一段階盛り上げてくれたりと、彼女たちの人柄に惚れる要素しかない瞬間がたくさん…!演奏中とのギャップは私のハートをコロリと撃ち抜いていき、もう好きになる以外の選択肢はありませんでした。
そしてなんといっても、お客さん達のノリ方が自由である、ということにとても驚きました。自由、という言葉では表現しきれない自由さ、思い思いに、という言葉の方がしっくりくるかもしれません。
腕を組んで大人見する人たち、全力で手を上げている人たち、縦や横にノッている人たち、ジャンプしている人たち…。掛け声のところも反応するかどうかは個人の自由に任せられている雰囲気で。
しかも凄いのが、誰も周りに迷惑をかけることもなく、むしろその盛り上がりがいい方に伝播する相乗効果を生み出していた、ということです。お客さん達の顔がみんないい笑顔で、自分の楽しい気持ちがもっともっと上がっていくような感覚がありました。素敵なライブは、ステージだけでなくフロアも合わさって作り上げられていくのだなと思いました。
アットホームな感じで、彼女たちのライブも洋楽のライブも初めての私でもとっても楽しめました。最高の空間でした!
いかがでしたでしょうか。
興奮や熱量が少しでも伝わっていれば嬉しいです!
普段行くライブは邦楽のものばかりだったので、最初は少し緊張もあったのですが…。
いざ飛び込んでみるととても楽しく暖かい空間で、新鮮かつとても貴重な経験をすることができ、新しい扉を開くことができました。
次はもう少し英語を勉強して、MCも沢山聞き取れるようになりたいなぁ…(笑)
皆さんも是非、The Linda Lindasのライブや洋楽のライブに足を運んでみてはいかがでしょうか!
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15期ひいです。音楽と漫画とラジオと活字と陸上競技で世界が回っている者です。絵を描くのとダンスも好きです。BURNOUT SYNDROMES大好きです。