
【アーティストインタビュー】 「あなたに寄り添う」バンド、yutoriの今に迫る!!

初めまして! 16期のはるです。
よろしくお願いします!
今回はワナラボ14回目のアーティストインタビュー!
(第13回はクジラ夜の街さんです!そちらもぜひ読んでくださいね〜)
https://wannalab.net/2024/11/29/kujirayorunomachi/
2025年4月にシングル「スピード」でメジャーデビューを果たしたyutoriのVo./ Gt. 佐藤古都子さんにお話を伺いました!
yutoriプロフィール
https://www.yutori.jp/#profile
・佐藤古都子(Vocal / Guitar)
・内田郁也(Guitar)
・豊田太一(Bass)
・浦山蓮(Drums)
「声にならない言葉を歌う、関東出身平均21歳4人組バンド」
2020年、Eggsに「ショートカット」を投稿し活動開始。ライブ、ドラマタイアップ等活動の幅を広げ、2025年には活動5周年を迎える。「スピード」は2025年4月のFM802邦楽ヘビーローテーションに選出。
インタビュアーは13期はっちー、16期ゆあ、はる、の3人です!
それでは、インタビューに入っていきましょう!
【バンド結成の由来】
ーーーyutoriの結成のきっかけや、バンド名に込められた思いをお聞きしたいです。
佐藤さん
実は語感と言葉で選んだバンド名でして。
元々yutoriが、1曲レコーディングをしてみようというために結成したバンドだったので、ここまで長くyutoriというバンド名と長い付き合いになると思っていなかったです。
【メジャーデビュー曲「スピード」について】
ーーー FM802の邦楽ヘビーローテーション選出、おめでとうございます。メジャーデビュー曲 「スピード」に込めた思いについて、お聞きしたいです。
佐藤さん
メジャーデビュー曲って基本的に人生で一曲しかないと思うんですが、でもメジャーデビューって人によっては好きなアーティストが離れていっちゃうと感じる人もいるんじゃないかと思っていて。そう投稿している人をSNSで見ていて、そういう訳じゃないんだよっていうのを伝えたくて。歌詞の中でも『今君の元へ』や『君を救うよ』と歌っていて。
yutoriは寄り添うことや、守るということを伝えたいと思って活動しているので、どんなに遠くにいてもyutoriを聞いてくれたらすぐに音楽で会えるよって言いたい。
ーーーなるほど。曲を聴いて、全力で駆け抜けたいとか、疾走感のような思いも込められているのかなと思ったのですが、いかがでしょうか。
佐藤さん
ありますね。でも私たちyutoriだけで駆け抜けるんじゃなくて 、側にあなたも一緒にいて全員で駆け抜けるみたいな。そういう疾走感も込めました。
ーーーありがとうございます。歌詞についても色々とお話を伺いたいと思っています。
「スピード」の歌詞には、『最高到達点超えて 今君の元へ』や、『不安なんて僕が消し去るから』といった、あなたを救いに行くよというメッセージが随所に散りばめられていると感じました。
これまでに佐藤さんご自身を救ってくれた存在はありますか?
佐藤さん
それは音楽や、本かなと思っています。音楽を聞いたり、歌ったりしている間はその曲の世界やキャラクターの世界に入ることができる。本も然りで、本を読んでいる間はその本の世界に入れるから、 10代の時は特に救われたなと思います 。
本は今でも変わらずに読んでいて、昔は救われるために読んでいたけど、今は違う人の人生をチラ見してみたいって思って読んでいます。
ーーー読み方が変わったきっかけはありますか?
佐藤さん
明確な時期は分からないですけど 、yutoriっていうバンドを組んで、自分が自信を持ってここに居ていいって言える場所ができたことが結構大きいのかなと思います。バンドの存在が気持ちの変化や、心の支えになってくれた。
ーーーどういったジャンルの本を読まれますか?
佐藤さん
小説も多いけど、エッセイも読みます。
ーーーまさに誰かの人生ですね。『何かになりたくて また独りもがいていた 僕に何が出来るんだ』という歌詞に、やりたいことがあるけどできないもどかしさを重ね、非常に共感をしました。
【メジャーデビューにあたって】
ーーーメジャーデビューおめでとうございます。メジャーデビューにあたって現在の気持ちや考えをお聞かせいただければと思います。
佐藤さん
本当にふわっと始めたバンドだったので、まさか5年間もやると思っていなかったし、メジャーデビューするとも思っていなかったので、正直自分自身が1番驚いているというか信じられないというのが大きいです。
ーーーメジャーデビューを機に今後活動の幅が広がると思うのですが、一緒にライブをしたい、フェスで共演してみたいアーティストの方はいらっしゃいますか。
佐藤さん
私、ドレスコーズの志磨遼平さんにすごく憧れていて、ボーカリストとしてもアーティストとしても学べるところがたくさんある方だと思っています。一緒にライブしたいのはおこがましいので、フェスが同じ日になるくらいで全然いいのでいつかご一緒したいなと思います(笑)。
ーーーメジャーデビュー発表を2月に行われた5周年記念ライブでされたと思います。
その5周年記念ライブのタイトルが「大人になったら」で、1stワンマンライブが「大人になっても」というタイトルと異なっていたのは、あえて意図したのかなと思いました。
5年間活動する中で何か気持ちの変化があったのかなと。
佐藤さん
初めてライブをした1stワンマンの「大人になっても」は結構ラフに考えて、大人になっても音楽やってたいよねって願望レベル。当時まだ10代で、大人がぼんやりした存在だったんですよ。将来のことは分からないけど、なんとなく楽しく音楽やってたいね、ぐらいで。20歳になってもまだ大人というのはぼんやりしていて。
ただ1stワンマンライブの「大人になっても」の時と自分の中で違うなって思うのは、大人になったら何が起きるか分からないじゃないですか、もしかしたらメンバーが誰か結婚するかもしれないし、私自身が結婚する未来があるのかもしれない。本当に大人になったらどうなるか分からないけど、一緒に音楽やってようねっていう約束みたいな意味を込めて、「大人になったら」というタイトルをつけました。
ーーーこれからはメンバーみなさん大人になられて環境が変わっても、自分たちの音楽を続けたい、みんなに寄り添いたいという想いは忘れずにいようねということを伝えたかったのでしょうか?
佐藤さん
そうですね。形のないものを届けるのが私の仕事で、しかも私の場合それを言葉にするのが歌詞やMCより、ライブのタイトルに出るなと思っていたので、「大人になったら」っていうこのタイトルをつける会議はたくさん話し合った記憶があります。
ーーーこれまでにRADIO∞INFINITYでの新曲初解禁や、ラジオ番組へのゲスト出演、MINAMI WHEEL、グリコライブ出演など様々あったと思うのですが、yutoriさんにとってFM802とはどういう存在ですか?
佐藤さん
やっぱり安心感があるというか、この場所に来て話すこともそうですし、コメントを送らせてもらえることも嬉しいです。大阪といえばというのが自分の中ですごくあって、ライブハウスとかイベントとかよりも大阪といえばFM802みたいなのが大きいです。
【学業との両立】
ーーーたくさんの学生が一生懸命音楽をやる中で佐藤さんも高校生の頃から活動されてきて、学業と音楽の両立はどのように折り合いをつけていましたか?
佐藤さん
yutoriを始めた時、私が高校2年生で、ちょうどコロナ禍だったんですよ。その影響もあってライブ活動も上手く行えていなくって。私の大学受験が終わってからライブをやりだしたので、 学校と音楽との両立で苦しいことがあったら、とりあえずメンバーに相談して。
”私はとりあえず音楽を続けていたい 。でも学びたいこともあるから協力して”って言って。 メンバーにやってもらえることがあるならやってもらって、自分しかできないことは自分だけがやるみたいな。バランスをうまく取っていけば両立できるのかなと思います。
【5年を経て】
ーーー先ほどバンド名を語感と言葉で選んだとおっしゃっていましたが、5年間活動してyutoriという名前が広まった今、yutoriにどんな意味が新しく付いていると思いますか?
佐藤さん
1年目は結構もろいyutoriかなと思っていて、批評されたらぱって無くなっちゃうくらいだったんですよ。メンバーそれぞれ精神的にも弱い人間なので。でも5年経って今のyutori はすごく強くなったなと思いますね。4人お互いに信頼してリスペクトを持って、 安心して背中を預けられるようになったので、5年経ってyutoriっていう名前が強くなったと思います。
ーーーこの先5年の目標はありますか ?
佐藤さん
5年後の未来を考えてyutoriをやると、きっとどこかでバランスを崩して倒れてしまうと思っていて。 今、目の前にある目標を超えていくというのを5年間繰り返してきたので、これから先もそうやって目の前の目標を超えていく、ということの連続かなと思っています。
【最後に読者の方にメッセージをお願いします!】
佐藤さん
今すごく弱いというか、いろんなことを深く考え出す時期かなと思うんですけど、無理して強くなろうとしなくていいと思います。 弱いのも魅力だし、無理して背伸びしようとしても、無理はいつか体だったりメンタルを壊すから。やりたいことをのんびりやって好きなものを食べて、寝たい時に寝る。
好きに生きればいいと思います。
ーーー!! yutoriの音楽ってまさにそんな中高生に寄り添ってくれるものだなって、この言葉とyutoriの音楽がパチッと噛み合いました。やはり、曲を聴いてほしいですね。
佐藤さん
曲を聴くのもそうですけど、ライブにも来てもらったらyutoriの良さをさらに実感してもらえると思っています。生の歌声の力に身を任せてもらって。
いかがでしたでしょうか?
お話し中、インタビューを申し入れた私たちにさえ寄り添ってくれるような、勇気づけてくれるようなお人柄でした。
そんなyutoriの皆さんは5/21(水)に、ミニアルバム『Hertzmetre』をリリース予定。
さらにワンマンライブツアー “One call away” も開催中です!
大阪公演は7/11(金)心斎橋BIGCATです!
まずはデジタルで聴いて、生でしか届かない音、ぜひ会いに行ってみてくださいね!
yutori 公式HP https://www.yutori.jp/
公式X https://x.com/yutori__band
公式Instagram https://www.instagram.com/yutori_band/
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16期はるです! ちょっと作曲かじっています。最近は地域創生やアートなんかも勉強中です!