【ビンタン連動企画】ハタノユウスケさんと樋口大喜さんの対談記事-今の自分は過去の自分の積み重ね-
こんにちは!13期のゆいです!
本日は、FM802DJのハタノユウスケさんと樋口大喜さんの対談の後編をお届けします!
前編は、こちらから↓
https://wannalab.net/2023/01/14/bintangdjtaidan1
今回は、番組で使用させていただいたアンケートを元に「1番影響を受けたアーティスト」、「今の自分を象徴する一曲、今の自分のヘビーローテーション」について、さらに、「新成人のみなさんに伝えたいこと」をきいていきます!
1番影響を受けたアーティスト
───今までの人生を振り返ってみて、1番影響を受けたアーティストを教えてください。
ハタノさん
僕はBiSHです!めっちゃ好きで、1人でライブのために東京へ行ったくらいです。今年解散しちゃうんですよね。解散ライブには行きたいなって思います。実は僕、もともとはアイドル好きじゃなかったんです。
樋口さん
アイドルの中でも、BiSH自体がカウンターカルチャー的に出てきたもんね!“楽器を持たないパンクロックアイドル”として。
ハタノさん
そうです!音楽性もロックなところに惹かれましたね。
樋口さん
影響も受けた?
ハタノさん
はい。僕自身あまりチャレンジというものをしてこなかったんですが、BiSHはちょっと破天荒なことをするんで、高校の卒業くらいからいろんなことに挑戦するきっかけになりました。
樋口さん
なるほどね。それぞれのソロ活動でも活躍されていますもんね。私は毛皮のマリーズ。さっき(前編)も出てきたけど、私のロックンロールみたいなものの扉を開いたアーティストです。志磨遼平さん。今でも喋れないくらいすごい緊張する、もう神様みたいな存在です。
そして、その毛皮のマリーズが2011年に解散。他にはほぼ私と同世代のアーティストのOKAMOTO’S。ハマ・オカモトさんが、2010年の10月からFM802で「MUSIC FREAKS」のDJを担当されていて、それに毎週リスナーとしてメッセージを送り続けて、読まれることもありました。
結構、いろんな影響をOKAMOTO’Sから受けているなと思います。2015年の1月に初めてハマさんとDJとしてご挨拶させていただいたときに、メッセージ送っていたこと伝えさせてもらって、そこから仲良くさせていただいているので、ものすごく今でも夢のような感じです。
───ちなみに、新成人の方260人にアンケートを取らせていただいて、「1番影響を受けたアーティスト」1位は、SEKAI NO OWARIでした。2位が同率で、sumikaと米津玄師、RADWIMPSです。
樋口さん
SEKAI NO OWARIって、もう10年以上音楽シーンにいますよね?
───バンド名が漢字だった頃も含めると2007年に結成しています!
樋口さん
「天使と悪魔」は、FM802のヘビーローテーションだったんです。当時メンバーがライブハウスにみんなで住み込みで音楽活動やってて。2010年には、「幻の命」がリリースされたよね。
RADWIMPSは私の時も流行っていた曲はあったけど、sumikaが入ってくるとやっぱり世代を感じますね。
懐かしい話なのですが、2015年にインタビューさせてもらったsumika、当時片岡健太さんの活動休止の期間があって、おがりん(小川貴之)さんが来てくれて。当時からやっぱり言葉の強さみたいなものをインタビューから感じていました。どうしてもこのバンド見たいなって思って、名古屋のCLUB CUATTROまで見に行きましたね。
ハタノさん
すごいですね、802って。ヘビロの一覧を見て、発掘してるな!って思いました。
樋口さん
私がFM802に入った時のヘビロはビッケブランカで、今のフレンチポップな感じじゃなくて、ピアノの弾き語りとかの正統派のシンガーだったと思う。米津さんもそう、ヘビーローテーション。
ハタノさん
そうなんですか!
樋口さん
「Flowerwall」が2014年のヘビーローテーションでした。
ハタノさん
やっぱり全然ラインナップが違いますね。僕も、ネット発のアーティストにけっこう影響を受けていて。米津玄師さんもハチの時代から聴いていました。
樋口さん
そういうのは、私は逆に疎くて。いわゆる夜系って言われる人は、後から知ることが多いですね。
ハタノさん
夜系って言うんですか?
樋口さん
ヨルシカ、YOASOBI、ずっと真夜中でいいのに。、yamaとかのアーティストが夜系って言われているのを、後から知りましたね。
この前ずっと真夜中でいいのに。をフェスティバルホールで見て、デジタルサウンドなんだけど、アナログで鳴らしているっていうところがとても良かったです。
ハタノさん
すごかったですよね!
今の自分を象徴する一曲、今の自分のヘビーローテーション
───今の自分を象徴する一曲、今の自分のヘビーローテーションを教えていただきたいです。
ハタノさん
この質問は難しかったです(笑)。僕は最近のヘビロを言いたいと思います。チェンソーマンにめっちゃハマっていて、テーマソングではないんですけど、TOOBOEの「心臓」。この曲はもうね、チェンソーマンなんですよね。
樋口さん
これはどういうときに聴いているんですか?
ハタノさん
朝とかに聴いています。
やる気が出ますね。失礼かもしれないですけど、音楽を一個の単位として捉えて、「コレが終わったら3分や」とか時間の区切りとして聴いていますね。
樋口さん
私の最近のヘビロは、黒子首の「クールに戦え」 。
これはすごく静かな曲なんだけど、これがアルバムの1曲目っていうのもまたよくて、彼女たちの強い決意を感じた。それよりも自分の事を歌ってくれている風に感じて、すごく刺さりましたね。あげはさんの紡ぐ言葉が、人生もう一周先にしてきているような感じがある。
30代、転換期のテーマみたいな曲ですね。
この曲の”プライドは捨てず、頭だけ下げた”って言う歌詞が最近自分が思ったことを的確に表現していて。”クールに戦え 狡さは賢さ”とかそうやって生きたらいいんだというのを感じたかな。
ハタノさん
素晴らしいですね。
新成人に伝えたいこと -直感を信じて、探れ-
───最後に、新成人に向けてお祝いの言葉と、今の20歳の間にやっておいた方がいいこと、やり残した事を教えていただきたいです。
ハタノさん
やっといた方がいいこと…。僕は大学の始まりがコロナで。何も出来ていないんですよね。
樋口さん
そうだよね。かといって、コロナのない時代だったら羽目を外し過ぎるって場合もあるし。もしそうなっていたら、多分ハタノさんはココにはいないと思うんですよ。
ハタノさん
確かにそうですね。
樋口さん
コロナのおかげとかは絶対に言わへんけど今の自分があるのは過去のいろんな事象だったり環境とかだったりだと思うんだよね。私は高校時代にエスカレーター校なのに予備校に通っていたんですよ。
ハタノさん
それはなぜですか?
樋口さん
当時、外に出たかったんですよ。周りと一緒というのがイヤで。でも、やっぱり学校内でやっていることと予備校に通って受験するっていうのは全然違って、途中で心が折れて予備校に行かず、NU茶屋町にあるタワーレコードの視聴機でずっとCD聴いてた。そこで出会ったのが毛皮のマリーズです。多分あの時予備校サボらなかったらそのアーティストに出会ってなかったし、そのアーティストに出会ってなかったらOKAMOTO’SとかTHE BAWDIESにも出会えてないです、多分ね。それがなかったら今の自分がないなっていうのはあるよね。
───深いですね。
樋口さん
あのときのあれがなかったらっていうのはね、みんなそれだけあるから。コロナで何も出来ていないって思うかもしれないけど、それがあるから今のハタノさんがいるんだと思いますよ。
ハタノさん
ありがとうございます。
樋口さん
よくやっておいた方がいいことを聞かれたりするんですけど、やってきたことによってその人の人生ができていると思う。だから、自分が「面白いな」とか「楽しいやろな」と思う事全部やったらええんちゃうかなと。
誰かに聞いたやっといたほうがいいことよりも、自分の直感を信じることと、その直感はどこから来たのかということを探ることを同時にした方がいいんじゃないかなとすごく思う。
色んな情報が多い今、自動的に取捨選択してると思うんだけど、その中でまんべんなく知ってるっていうよりも、「この事だけめっちゃ知ってる、ほかの事全部知らんけど。」みたいな人の方が面白いなとずっと思ってて。
だから、やっておいた方がいいことっていうのは、ないんじゃないかなっていうのが私の意見です。
―――新成人へのお祝いの言葉をいただけますか?
樋口さん
本当におめでとうございます。自分の二十歳を振り返った時にめっちゃ周りに流されて、中身無かったなって思うこともあります。今も全然それは変わらなくて中身無いなって思うことも多いけど。
周りに流されずにその本質を見抜く、その目を養うのは大体二十歳ぐらいからなのかなって思っていて。さっきもいったけど面白いなと思う方向に突き進んでいってほしいなって思いますね。
ハタノさん
では僕からも。今新成人のみなさんに伝えたいことは「成人の皆さんおめでとうございます。」ということです。そして、成人式めちゃくちゃ楽しんでください。ぜひ写真をたくさん撮ってください!
───ありがとうございました!
2回にわたって、FM802DJのハタノユウスケさんと樋口大喜さんの対談記事をお届けしました。
対談中は、たくさんの音楽の話題が出てきて私たちも改めて今まで出会ってきた音楽を振り返り、また新たな音楽に出会うことが楽しみになりました!
お忙しい中、対談を引き受けてくださったハタノユウスケさん、樋口大喜さん、ありがとうございました!
今回対談をしてくださったハタノユウスケさんがDJを務めてくださっている、802 BINTANG GARDEN -New Chapter-が1月8日の21時から放送されました。
私たち802wannabesが番組の企画・制作に携わり、「新成人をお祝いしたい」という思いのもと、ゲストにリュックと添い寝ごはんのみなさんに来ていただき様々なお話を伺いました!
聞き逃してしまった方も、もう一度聴きたい!という方も『radiko』のタイムフリー放送で1月15日まで聴くことが出来ますので、ぜひお聴きください!
↓
http://radiko.jp/share/?t=20230108210000&sid=802
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