【アーティストインタビュー】何でもトライすべし! Re:nameの飽くなき行動力に迫る!
こんにちは!13期のしゅんじです!
ワナラボ4回目のアーティストインタビューです。
前回はKALMAさんを取材しました!
https://wannalab.net/2021/10/22/kalma/
今回取材を受けてくださったのは、11/24(水)にミニアルバム「Missing Essentials」をリリースされたRe:nameの皆さんです!
Re:name
2016年3月結成
1999年生まれ
大阪北摂発スリーピースバンド
今回は13期のかりん、12期のみさきさんと共に対面で取材させていただきました!
洋楽のエッセンスが入った、聴いていて心地の良いメロディーと英詞と日本語詞を巧みに織り交ぜて綴られた歌詞が魅力的なRe:name。
メンバーそれぞれでバンド活動における役割が決まっており、お互いをリスペクトしあっているというのも魅力の一つです。
今回はミニアルバムについてだけでなく、学生時代のことやバンド活動についてのことなどもインタビューさせていただきました!
しゅんじ
―――本日はよろしくお願いします!
高木さん、Somaさん、ヤマケンさん
お願いします!
何事も挑戦あるのみ!!
しゅんじ
―――Re:nameさんは高校時代にバンドを始められたとお伺いしました。高校時代から今までバンドを続けてきて、人間的に成長した、変わったなと思う瞬間はありましたか?
ヤマケンさん
そうですね。高校の時は、衝動的というか。ただただガムシャラにやっちゃおうぜ!という感じでしたが、大学に入ってからはそれだけじゃだめかな、と。「なんでこれやってるんだろう」と一つひとつの意味をすごく考えるようになりました。
高木さん
高校の時は帰宅部で、何か部活の代わりに熱中できるものがあったらいいなと思ってバンドをやっていました。大学入学後、バンドを辞める意味もなく、うまくいっていたのでそのままやろうという感じで大学でも続けました。大学の方がバンドに費やせる時間が多くなったので、やりたいことがよりできるようになりました。
Somaさん
バンド以外だと、全員車を運転できるようになったので、結構色んなところに移動できるようになって、行動範囲が広がりましたね。
しゅんじ
―――学生時代にバンド以外のことでやっておいてよかったこと、やり残したことはありますか?
高木さん
バンドのことを知ってくれるきっかけになるので、色んな方面の方と友達になることはやっておいてよかったなと思います。
例えば、授業で会った人に自分のバンドの話をしたら、それがきっかけでライブに来てくれて、その人がほかの音楽好きの友達に俺らのこと話してくれたこともあります。
あとは、曲などを作るときに音楽の専門学校に通っていたらどうなってたんだろう…とは思いますね。最近作曲をガッツリするようになって、専門学校出身の友達に話を聞いたら、もう知識のレベルが全然違うんですよ。でも、そんなこと言ったらキリがないし、それこそ大学に通っていなかったらバンドも続いてなかったかもしれないですしね!
ヤマケンさん
やっておけばよかった、みたいなことは、今からやればいいんじゃないかなと。
僕はピアノをやっておけばよかったなと思ったので、最近ピアノを始めました。そういうのっていつからでもできると思うので、色々挑戦してみたらいいかなと思います。
Somaさん
僕の場合、やっておいてよかったことは独学で調べてやることかな。バンドで動画を作るのは結構僕がやっていて、YouTubeなどで調べて完全にゼロからするので、その仕組みがちゃんとわかったり、根本的な考え方がわかったりしますね。
しゅんじ
―――少々先ほどの質問と重なる部分があるのですが、自分のやりたいことがわからなかったり、進路が定まらなかったりする学生に対してのアドバイスがあればお願いします!
高木さん
大学の友達とかに「俺やりたいこと全然ない…でも高木くんとかバンドあるからいいよね。」みたいなことを言われるんですけど、バンドって確定で決まっているわけでもないし、僕らも決まってるようで別に決まってないんですよね。
ヤマケンさん
後から考えたら、あれが今のこれに繋がっているから、あれをやっといてよかったなというのはものすごくあります。でもその当時は、やりたいからやっていただけで、正解だと思ってやっていた実感はなくて、後から考えたら正解だったな、と思うものだと思うので、何でも結局正解になるのかなと思います。
しゅんじ
―――挑戦することが大切ということですね。
こだわり満載!新作ミニアルバム
みさき
―――ミニアルバムと6曲目に収録されている曲のタイトルになっている 『Missing Essentials』にはどういった思いが込められているのですか?
高木さん
『Missing Essentials』というのは直訳すると本質を見逃しているという意味で、大きく2つの意味を込めて付けました。
1つ目は、聴いている人が何かに挑戦していて、でも自分にはこれ無理だな、と思ったときに「自分自身のもっと奥にある、まだ見えていない本質が見えたらできる」と思ってほしいので、「自分自身の本質を見逃すな」という意味です。
もう一つは尖った意味で、僕らの音楽はまだ広まっていなくて、もっと多くの人に聴いてほしいと思っているので「僕らの音楽の良さにまだ気づいていない人は、僕らの音楽の本質を見逃しているんじゃないか」ということで付けました。
みさき
―――グッズやCDジャケットのデザインは高木さんが担当されているとお伺いしました。今回は写真が組み合わされたジャケットになっていますが、どういったコンセプトで作られたのですか?
高木さん
僕は洋楽がめっちゃ好きで、バンドの曲を作る面でもコンセプトの面でも洋楽に強く影響を受けました。イギリスとかアメリカとかのロックのイメージと、完全にそちらには行かずに日本の要素も残して、ヨーロッパ風の中に日本っぽさがあるようなコンセプトでやりたくて。
CDの花柄の写真は、ヨーロッパの高貴なイメージを伝えたくて使いました。真ん中の写真は、僕が2020年にアイルランドに留学に行った時に撮った写真を使っていて、僕の好きな日本とヨーロッパの要素が合わさったようなコンセプトになっています。
みさき
―――1曲目『Hurt Me』は鋭い歌詞に聴いていて楽しくなるようなメロディーで、私の好きな1曲です。この曲のデモ音源が去年の年末にできていたというツイートを見たのですが、アルバムはどれぐらいの期間で制作されたのですか?
Somaさん
結構長かったな。
高木さん
2曲目の『Escape』という曲が最初にできて、それは去年の11月のアルバムを出した次の月の12月くらいにはもう出来ていました。結局トータルしたら10ヶ月くらいかかっているかなと思います。
みさき
―――4曲目『Not a Love Song』はきれいなメロディーの中に悲しさがある印象を受けたのですが、どのようなことを意識して作られたのですか?
高木さん
6曲の中で1番メッセージ性が強く、ファンの皆さんに向けて書いた曲です。このアルバムの制作期間が去年の年末から今年の9月ぐらいまでなんですけど、緊急事態宣言が出たり出なかったり、制限が外れたと思ったらすぐにかかったり、僕らも結構左右されたんですけど、お客さんもしんどいだろうなと思っていて。
そんな中でもSNSで反応してくれたり、ついてきてくれたりする人が一定数いてくれて、その方達のおかげでモチベーションを保っていられたので、その方達に向けて曲を書きました。
みさき
―――ミニアルバムの5曲目『boy』や6曲目『Missing Essentials』は全て英詩ですが、歌詞を書く際はいきなり英語で考えるのですか?それとも日本語で考えた上で、英語にするのですか?
高木さん
いきなり英語かな。
メロディーから作るんですけど、最初はアコギを弾きながら鼻歌で適当な英語で歌って…そこに英語の歌詞をはめていくという感じです。はめる時に「ここは日本語にしたいな」っていうのがあったら、頑張って日本語をはめていきます。
みさき
―――「日本語にしたいな」っていうのは、メロディーが浮かんだ時にふと思いつくのですか?
高木さん
「ここは何としても聞いてほしい」という部分や、リード曲はより多くの人の耳にすんなり入ってくるようにサビは日本語にしたり、曲の頭は日本語にしたり、最近はより聞いてほしいものを日本語にするようにしています。
みさき
―――英詩と日本語のバランスは楽曲ごとやアルバムの曲数で考えるのですか?
高木さん
考えていると思います。最初は洋楽にひたすら憧れていたので全部英詩にしたいなと思っていたんですけど、日本語の曲の方がみんなすんなり聞いてくれて、日本語の方が言いたいことが伝わりやすいと思ったので、やりたいことと聞いてほしいことのバランスを考えながらやっています。最終的にアルバムに入った時に「全部英語やん」ってならないようにしたいなと思っています。
かりん
―――今回のミニアルバムのこだわりポイントやここは聞いてほしいという部分を教えてください。
ヤマケンさん
やっぱりビートなどになってくるんですけど、それを言うと恥ずかしいので(笑)「ここはヤマケンくんっぽいな」という部分とか、結構曲中で急にガラッとドラムが変わるところとかがあるので、それを感じてもらえればなと思います。
Somaさん
ギターを重ねた『Not a Love Song』に苦戦しましたが、めっちゃキレイに重なったので是非聞いてほしいです。
高木さん
『Naked Yourself』のギターソロじゃなくて?
Somaさん
そうやな、『Naked Yourself』はアルバムで唯一のギターソロがあって、そこはもともとソロでは無くて間奏があるだけだったんですけど、一回弾いてみたら結構良くて、割とそのまま変えずに最終レコーディングをしました。それもこだわりポイントです。
高木さん
アルバム全体で言うと、是非CDを買って和訳を見てほしいです。歌詞カードの中に英語の部分の和訳を全部書きました。英語の歌詞は一回聴いただけじゃあまり意味が分からないと思うので。僕が普段英語の楽曲を聴く時も、最初はメロディーや曲を楽しんで、そのあとに何のことを言ってるのかを改めて見ています。二度楽しんでほしいなって思います。
かりん
―――今までの作品も歌詞カードが魅力的だと感じましたが、今回もこだわりはありますか?
高木さん
そこは結構みんなで考えていますね。
CDを買った人しか楽しめないことは毎回用意したいと思っていて、今回もSomaがいろいろ特典を作ってくれました。今って本当に好きな人のCDしか買わないなと思っていて、より多くの人にCDを手に取って欲しいので、CDを買う理由を付けたくて、今回も色々付いてます!(笑)
かりん
―――めっちゃ楽しみにしています!
ライブは期待を超える場所!
かりん
―――同世代で対バンしたいアーティストはいらっしゃいますか?
高木さん
僕は「東京少年倶楽部」がめっちゃ気になってます。しっかり世界観を持っていてかっこいいし、周りからもすごくかっこいいって聞くんで、一番気になっています。
ヤマケンさん
僕は「リュックと添い寝ごはん」が良いなって思ってます。ライブで見たときもめっちゃ良くて、しかも僕星野源さんが好きなんですけど、リュックと添い寝ごはんの曲から星野源さんをめっちゃ感じて、ライブの登場前のSEもSAKEROCKだったし、これは星野源さんトークに花を咲かせられるんじゃないかなと思って(笑)。
イベントで一緒になった時には全然話せなかったので、対バンしてしっかり喋りたいです。
Somaさん
僕は「Chilli Beans.」と一緒にやりたいなって思っています。12月に一緒にできることになったので、めっちゃ楽しみです。
かりん
―――来年一月に控えているMusic Club JANUSでのワンマンライブへの意気込みを教えてください。
ヤマケンさん
この間すごく好きなバンドのライブに行ったんですけど、チケットを買ったその日からライブまでの間がすごく楽しくて、ライブが終わった後も余韻で大変だったことを乗り越えられたことがあったんですよ。自分たちもライブの後もみんなが課題を乗り越えられる、そんなライブにしたいです。
Somaさん
ワンマンは普段のライブ以上に考えたり準備したり、僕たちも楽しみにしているので来る人全員に楽しんでもらえるようなライブをしたいです。
高木さん
お客さんの期待を超えたいです。お客さんが考えていないようなことまでこだわりたいなと考えています。
ワナビーズ一同
―――ありがとうございました。
いかがでしたか?
お互いをリスペクトし合っているRe:nameの皆さん。
今後の活動がますます楽しみになりました!
僕自身もバンドをやっているのでヤマケンさんの「やっておけばよかったと思うことは今からやればいい」という言葉が強く印象に残りました。これからやっておけばよかったなと思うことが出てきたら、そのときから始めてみようと思いました。何かを始めるということに遅いも早いもないんだなと思うことができました!!
1st Mini Album 『Missing Essentials』 は現在発売中です!
また1/14(金)にはMusic Club JANUSでのワンマンライブを控えています!
Re:nameさんの情報はこちらからチェック!!
☆ホームページ
https://www.instagram.com/rename_jpn/
Re:nameの皆さん、本当にありがとうございました!!
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13期のしゅんじです!
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