【ゆる楽器ハッカソン体験レポート】 ゆるいのにゆるくない!?プログラミングの世界!

もねてぃ

 

こんにちは!13期のもねてぃです!

 

皆さん、毎週水曜日の22時40分から、ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!- の番組内で、“身近にある音を楽器代わりにして音楽を楽しもう!”をコンセプトにした『Heart Bound Club』という新コーナーがあるのをご存知でしょうか?

 

自分の好きな音や、「こんなのあったらいいな」と考えたアイデアがもしも楽器になったら、面白そうですよね!

 

この新コーナーの一環で、なんと、11月20日(土),21日(日)に神奈川県の洗足音楽大学で開催された

『ゆる楽器ハッカソン2021』

に、13期ゆうりと2人で参加させていただきました!

 

(ハッカソンとは、簡単に言うと“チームでアイデアを出し合い、モノやサービスを開発してその成果を競い合うイベント”のことです!)

 

今回の記事は、『ゆる楽器ハッカソン2021』の様子を、もねてぃ(以下:””)と、ゆうり(以下:”” )が2人で振り返る形式でお届けします!

“モノをイチから作ってみる”ことのやりがいが伝われば幸いです!

 

“ゆるミュージック”って?

 

「世界ゆるミュージック協会」は、「すべての人に、楽器を演奏する喜びを提供する」をモットーに、「楽器をやらない理由をなくす」新しい楽器を作るべく日々研究されています。そこで開発されたのが“ゆる楽器”♬

その“ゆる楽器”たちを使って奏でる音楽こそが、“ゆるミュージック”です!

詳しくはこちら→https://yurumusic.com/about/

 

今回の『ゆる楽器ハッカソン2021』は、子どもから大人まで、誰もが「演奏していて楽しい!」と思えるような楽器を、テクノロジーの力を借りて創り出すことが目的です!

 

私たち2人に加え、FM802のDJ落合健太郎さんと高樹リサさん、番組プロデューサー今江さん、ソニーでIoTブロック『MESHTM』の担当をされている飯田さんというメンバーで結成された“ROCK KIDS 802”チームは、果たしてどんな作品たちを生み出したのでしょうか…!?

それでは、『ゆる楽器ハッカソン2021』の激動の2日間を振り返っていきましょう!

 

11/20(土) ハッカソン1日目

 

9:30  洗足学園音楽大学に到着!

 

さあ、長い2日間の始まりです!会場に着いた時の2人の反応は…?

 

 

 

:現代的な建物が多くて芸術の最先端な感じでハッカソンへの期待が募った!ちょっと壮大すぎて緊張したよね…。

 

:私も大学の構造が芸術的ですごいと思った!お父さんが建築家で洗足学園音楽大学が構造的に凄いと聞いていて(上の写真の銀の建造物)、これがシルバーマウンテンというやつか…って思ったなあ(笑)

 

9:45 会場に入室!ドキドキ…!

到着したら名前シールをもらって、早速会場へと入室しました!

 

:大きなカメラを持ったメディアの方がたくさん!私たち以外全員社会人でフォーマルな雰囲気だったから身構えちゃった!

「“ゆる楽器”なのに全然ゆるくない!聞いてない!」と心の中で叫んでた(笑)

 

:早く会場入りしたから最初は人が少なかったけど、ソニーの方々が既に沢山いらっしゃって、正直戸惑ったよね…。参加者の方が来るたびに、大学生の私たちがいていいのかな?と不安いっぱいだった!

 

10:00 ゆる楽器ハッカソン、スタート! with DJ落合健太郎さん

ゆる楽器ハッカソンがスタート!

会場の雰囲気は思っていたよりもずっと和やかで、拍手や笑いも交えながら着実に進行していきました!

↑番組プロデューサーの今江さん、DJの落合健太郎さんと。

 

10:30 「アイデア発散」でゆる楽器のイメージをつかもう!

司会の方の合図で、アイデア発散というパートが始まりました!ゆる楽器を創り出すヒントを見出せるように、身近なモノに楽器っぽい名前をつけてみる作業をしました!

 

:アイデアマッピングのように単語から発展して楽器を考えていくのが楽しかった!ラジオネームを数秒で考えているオチケンさんが身近なモノにどんどん楽器の名前を命名していて、頭の回転の速さに驚いた…。何気ない思いつきが形になるのは素敵!

 

:オチケンさんや他チームの方のネーミングセンスに感激!オチケンさんが命名したのは、例えばマスクを楽器にするなら「ミュートマスク」、ストローを楽器にするなら「ストロンボーン」とか!身近なモノも簡単に楽器になると気付けた!

↑どんなゆる楽器を作るか、皆で話し合っている様子です!

 

11:30 ゆる楽器作り開始!

 

私たちはソニーのIoTブロック『MESH』を使って、どんなゆる楽器を作るか考えていきました!

 

:せっかくだからライブやラジオを根幹にテーマを考えよう!と決めて、タイムリーな話題としてライブグッズを選択!私たちのMESHに関する疑問にソニーの飯田さんが丁寧に答えてくださって、ありがたかったです!

 

:何を作るか、何を作れば良いか、漠然としていて最初は少し戸惑ったよね。

でもRK802チームでディスカッションを重ねて、アイデアが形になっていったのが面白かった!

↑ライブグッズ作りの様子

 

13:30 閃いた!!“ライブグッズゆる楽器”のアイデア

 

悩みに悩んだ末、だんだんとアイデアが形になってきました!

 

:ライブグッズを羅列して「この機能がついていればみんな楽しめるかも?」と考えたよね!そのときに「」という案が出て、私は今夏の京都大作戦で使っていたから欲しい機能をハッと思いついた!ライブ経験から派生して考えることができて嬉しかったなぁ。

 

↓私(もね)が考えたのは、以下の3つのライブグッズです!

 

・拍手、歓声の音やLEDライトを、持ち手で操作出来る傘

・振動で拍手の音、ボタンでオンオフ切替え可能なタオル

また「音楽を奏でる」という条件を達成するため、転がして鳴らす「和音キューブ」も作成!

それと連動するLED信号も作り、演者と観客双方が楽しめるライブに!

例)ピンクのLED信号が出たら、キューブのピンク色の面を下にするとB♭が出ます

 

:オチケンさんが沢山音声を録音してくださったので、そこから楽器ができていったよね!

 

ゆうりが考えたライブグッズのゆる楽器は…

 

・振ったらHEY!!と鳴るペンライト

・温感センサーで暑くなってきたら、「アツくなってきたぜ!!」と鳴るヘアバンド

・ボタンを押したら、オチケンさんのボイスや音源が流れるマイク

他にも、非接触型の楽器で肘同士が近づくと鳴るヴィブラスラップ(演歌や時代劇の「カ~ッ!」という音でおなじみの打楽器です!)や、足の振動で奏でる打楽器も制作しました!

 

18:30 中間発表

ゆる楽器作りは一旦終了して、1日目の成果を中間発表!ドキドキです…!

 

:話す内容をほぼ考えずに前に出てしまって上手く発表できるか不安だったけれど、要点は捉えながら話ができた!私達だけ学生だったので、会場の皆さんがとても優しかった…(笑)。

 

:一番形になっていた楽器の「和音キューブ」を発表したら、他の方が歓声を上げてくださって少しホッとした!

 

そんなこんなで、何とか1日目が終了!ホテルでは2日目の成果発表の演奏構成を夜な夜な考えました…!

 

11/21(日) 2日目

 

10:00 ゆる楽器ハッカソン2日目、スタート! with DJ高樹リサさん

 

さあ、ゆる楽器ハッカソン2日目がスタートしました!この日は成果発表に向けて、ゆる楽器作りと発表の練習をしていきます!

 

DJ落合健太郎さんは生放送番組のため大阪へ戻られたので、もう1人のROCK KIDS 802 DJ高樹リサさんと交代!前日夜に生放送があったにも関わらず、朝から会場に駆けつけて下さりました!感謝です!

↑DJ高樹リサさんと

 

11:00  仕上げ作業

ゆる楽器作りと発表に向けた練習も終盤へ向かっていきます…。

 

:発表の仕方や構成を考えるのがとにかく大変で、「時間がほしい」と切実に思っもた!

出来上がったものをいかによく魅せるか、リサさんの立ち位置やセリフ、私たちの動きを考えるのにとても悩んだよね。

 

:リサさん中心に進行していく発表シナリオを私たちで考えていて、時間のない中シナリオを覚えてもらい申し訳なかったなぁ…。そんな中でも、発表をより良いものにするために一緒にシナリオを練り直して下さって、とても嬉しかった!

 

14:00のエントリーまでにやることがたくさんあって、「締め切りが!」とずっと焦っていたなぁ。その後の発表までの時間はうまく伝わるようにいっぱい練習したね!

 

16:30いよいよ成果発表!

 

ゆる楽器を使って、3分間で皆の前で演奏!コンテスト形式で、審査員の皆様に評価していただきました!

抽選の結果私たちは15組中14組目、なんとトリ前での発表!緊張の瞬間です…。

 

も:少しは緊張していたはずだけど、頭は意外に冷静だったかも。反省するところもあったけれど発表自体は楽しく出来たし、2日間このために頑張ってきたから、無事に終わったときはホッとした〜!

:私は緊張しまくってた…(笑)。私個人での失敗があったけれど、リサさんをはじめRK802メンバーの力を借り、他の参加者の方々の私たちを見守ってくれる優しい気持ちに救われた…!全体的に楽しく発表できて、コンセプトである“コロナ禍での新しい形のライブを楽しむ!”を表現できたと思う!

 

:私たちの前に発表していたチームの中にはエンジニアの方だけで構成されているチームもあって、巧みな技術を使いこなしていて、作る過程は“ゆるくない”はずなのに、内容はちゃんと“ゆる楽器”になっていたのが凄かった!

作品たちもロボットみたいでかっこよかったな〜!

 

:他のチームの方の発表が凄くて、私個人的には「ふじかわ」さんの『ウンパニーUNPANY』が、運ぶという行動を音楽にするという発想が素敵だなと思った!

 

 

18:00  コンテスト結果発表で…まさかの「リンダ賞」受賞!

審査員のお一人だった「ゆるミュージックほぼオールスターズ」(以下:ゆるほぼ)のバンドメンバーでありクリエイティブディレクター五十嵐LINDA渉さんが、ROCK KIDS 802チームを「リンダ賞」に選出して下さりました!

LINDAさん直々に表彰していただきました! やった〜!

 

:私たちはプログラミングの技術も経験もなかったので、数ある優秀作品の中から賞として表彰していただき、突然のことに驚きつつも大きな嬉しさがこみ上げてきた!

審査員のリンダさんに「ライブに行きたすぎて!」「好き!」とおっしゃって頂き、2日間で生み出されたこの作品たちも報われたなぁ〜と単純に嬉しかった! 副賞としてリンダさん私物の“うさぎの被りもの”を頂いて、ご本人に付けてもらった時は思わず笑みがこぼれちゃった…!

 

:とても凄い作品が沢山ある中で賞を貰えると思っておらず、ましてや元々なかった賞を作って頂いて、2日間頭を抱えながら戦った時間が報われたような気がした!

LINDAさん本当にありがとうございました!

 

 

19:00  みんなで合奏タイム

ハッカソンも終わり、最後は大阪・関西万博の応援ソング『満ちる愛・繋ぐ夢』を、ゆるほぼの皆さんも含め参加者全員でゆる楽器を使って合奏しました!

 

:私が作った傘を LINDAさんがフリフリして下さって、自分の作った物で誰かが笑顔いっぱいに喜んでくれるという貴重な体験ができて、感無量でした!

 

:最後の合奏の時に傘を楽しそうに使いながら踊って歌って下さったLINDAさんを見て、新しい形であっても楽しめるライブができれば良いなと思ったし、ワナビーズでやる機会があればやってみたいなと思った!

↑私たちの作品を掲げてくれたLINDAさん!

(所々写っていますが、いただいたうさぎの被り物は最後まで大切に被りました(笑))

 

19:30 ハッカソンを終えて

 

:MESHを使ってみて、ゴリゴリの文系な私でも簡単に使えるプログラミングの技術発展に驚いた!自分たちのアイデアにかなり近い楽器が出来上がっていく様子を見て、こうした技術を借りることで全世代の皆さんがモノづくりを楽しめると思ったし、身近なものを「変える」という新たな試みは確かに難しいけれど、やってみるとワクワクするな〜と感じた!プログラミングの基礎を教えていただいた飯田さんはじめ、たくさんの方々の協力なくしてこの体験はできませんでした。素敵な経験をありがとうございました!

 

:ハッカソンは初めてで、プログラミングも出来ないし、緊張もしたし大変だったけれど、達成感ややりがいを感じられて楽しかった!改めて今回、「どんな人でも楽しめるコロナ禍でのライブができたら良いな、今回考えたゆる楽器が普通にあれば楽しいだろうな」と思いました!このような貴重な体験をさせていただきありがとうございました!

 

「ゆる楽器ハッカソン2021」の振り返りはここまで〜!

モノをイチから作ってみること、「楽しそうだな〜」と感じて頂けたなら、この記事の目的は達成されたと言って良いでしょう!(笑)

ぜひ皆さんも、ふと思いついたアイデアを何か形にしてみてはいかがでしょうか?

 

MESHについては今回の記事では伝えきれない部分が多かったので、後日詳しくレポートした記事が出る予定です!

 

ワナビーズのTwitterアカウントでもMESH体験の動画があがっていますので、そちらもぜひチェックしてみてください!

https://twitter.com/802wannabes/status/1462009261534240770?s=20

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

初めてのワナラボでとても緊張しましたが、ゆうりや先輩方ほか多くの方々の助けを借りながら何とか記事に仕上げることが出来ました!Special Thanks!

記事にはこれからもぜひ携わりたいと思っていますので、宜しくお願いいたします!

それではまた〜!

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