マクセルUP! YOUR MIND ラジオ社会見学<3週目>
マクセルUP! YOUR MIND ラジオ社会見学<3週目>
落合)ROCK KIDS 802 OCHIKEN Goes ON!
マクセルUP! YOUR MIND ラジオ社会見学。
ここでは電池をはじめ、産業用部品を製造しているメーカー、マクセルについて、FM802学生サポーター802ワナビーズのメンバーとマクセルの会社にお邪魔して、社会見学をさせてもらっています。今週もこの2人と一緒です。
原)大阪大学2回生の原です。
伊藤)京都大学、大学院修士1回生の伊藤です。よろしくお願いします。
落合)さて、今週はマクセルの新事業統括本部 開発担当の横山さんにお話を伺いたいと思います。横山さんよろしくお願いします。
横山)よろしくお願いします。
落合)横山さんの部署では、どんな内容のお仕事をされているんですか。
横山)こちらの部署では、社会に必要とされるような新技術や、新製品を生み出しています。
短期的な開発だけではなく、5年から10年の少し未来のターゲットとして、新事業の開発を行っています。
落合)5年10年後、少し先の未来。未来に向けた研究開発ということですが、それはどういったことを行っているんですか。
横山)テーマとしては、全固体電池をはじめとしまして、レンズなどを作っている工学技術や、映像処理技術、ヘルスケアなど、幅広い分野の最先端の研究を行っています。また、最近では環境問題にも注目しておりまして、CO2や電池、プラスチックなどのリサイクル技術の開発も検討しております。私は主にこちらのリサイクル技術の開発に携わっています。
落合)未来の話といえば。マクセルのブランドスローガンに「Within, the Future」という言葉がありますが、伊藤さん。お話を聞いていて、疑問に思ったことはありますか。
伊藤)環境問題にも取り組んでおられるということで、CO2や、電池プラスチックのリサイクル技術の開発を行なっているとのことですが、それは具体的にどういったことをされているのでしょうか。
横山)例えば電池のリサイクルでは、リチウムイオン電池のリサイクル技術に現在注目しています。リチウムイオン電池というのは、皆さんが普段使っているスマートフォンをはじめとして、電気自動車などで、広く使われている電池になります。
この電池には、実はコバルトやニッケルといった非常に貴重な金属が含まれていまして、これらをリサイクルすることによって回収し、再利用する技術が、今色々と考えられています。
マクセルも電池を作る会社ですので、このリチウムイオン電池のリサイクル技術を開発することによって、カーボンニュートラルや、SDGsの目標にも貢献していきたいと考えています。
落合)原さんは何か横山さんに質問はありますか。
原)私もSDGsについて興味があるのですが、具体的にどのように進めているのでしょうか。
横山)新しい技術の開発には、本当にさまざまな知識や設備、そしてたくさんの議論が必要となってきます。 また、持続可能な社会への貢献のためには、多くの分野に対応していかないといけません。そこで私たちは大学の先生に協力していただきながら、現在研究を進めております。具体的には、作成したサンプルを大学で評価していただいたり、その結果を一緒に議論していって、次にどうしようか、というような方針を決めたりしております。自分の知らない分野の知識をたくさん教えていただくことができますので、毎回非常に勉強になっております。
落合)いろんなところで新しい技術が生まれているんですね。横山さんの今後の夢とか、ビジョンは一体、どんなものをお持ちですか。
横山)マクセルは混ぜる、塗る、固める、の3つをアナログコア技術としていまして、それを強みとしている会社となります。この技術を学んで、社会に貢献できる技術や製品を開発していきたいと考えています。いつか、私が発明した技術や製品を使った人に、これ作った人、ほんと天才って言ってもらえるのが私の夢です。そのために毎日頑張りたいと思います。
落合)素晴らしい。ありがとうございます。
今日は新事業統括本部、ビジネス開発を担当されている横山さんにマクセルの新事業、未来に向けた研究開発などについて、そして、横山さんの夢、ビジョンなどについても話を伺いました。原さんと伊藤さん、今日のお話を聞いていかがでしたか。
伊藤)マクセルが電池をはじめとして、色々なものを作られているっていうお話を先週までも聞かせていただいたのですが、作りっ放しではなく、リサイクル技術、SDGsというところにも着目されているのは素敵だなと思ったのと、実際にこうやって横山さんのお話を聞いて、凄い気概と言うか、将来への情熱みたいなものも感じたので、凄くいいなと思いました。ありがとうございます。
横山)ありがとうございます。
落合)原さん
原)会社として製品を作るだけではなくて、その後の処理、リサイクル技術まで考えられているところが素晴らしいと思いましたし、持続可能な社会についてのお話を聞いて、私も何かできることをしていけたらいいなと思いました。
落合)マクセルUP! YOUR MINDラジオ社会見学。横山さん、今日はどうもありがとうございました。
横山)ありがとうございました。