マクセルUP! YOUR MIND ラジオ社会見学<2週目>
マクセルUP! YOUR MIND ラジオ社会見学<2週目>
落合)ROCK KIDS 802 OCHIKEN Goes ON!
マクセルUP! YOUR MINDラジオ社会見学。ここでは、電池をはじめ、産業用部品を製造しているメーカー、マクセルについて、FM802学生サポーター802ワナビーズのメンバーとマクセルの会社にやってきて、社会見学をさせてもらっています。今週もこのお2人と一緒です。
原)はい、大阪大学2回生の原です。
伊藤)京都大学、大学院修士1回生の伊藤です。よろしくお願いします。
落合)原さん、伊藤さんどうぞよろしくお願いします。
さて、今週は、マクセルの新事業統括本部で開発を担当しているという古川さんにお話を伺いたいと思います。古川さんよろしくお願いします。
古川)よろしくお願いいたします。
落合)マクセルの新事業統括本部で開発を担当されているということですが、具体的にはどんなお仕事をされているんですか。
古川)我々の開発課では、自社の強みを活かし、お客様の困り事に対して、どのようなソリューションを提案できるかを考え、製品開発を行なっています。実際の業務は、クロスファンクショナルチームで活動していまして、私達企画課から、開発、設計、品質部門まで、さまざまなメンバーが集まって、横串で活動しています。
落合)横串で、繋がりってことですね。
古川)そうです色々なメンバーが参加しておりまして、その中で私は全固体電池のチームに所属しておりまして、お客様と実際にやり取りをしながら、本質的な困り事を捉えて、ニーズをまとめまして、開発設計に落とし込むというような業務を行なっています。
落合)実際にユーザーであるお客さんの声とかも聞きながら、開発をされているのでしょうか。
古川)はい、そうです。
落合)先ほど全固体電池の話が出ました。原さん、先週話していた、ちょっと興味のあるワードが出てきましたよ。
原)気になります。
落合)全固体電池というのは、どういう電池なんですか。
古川)液体がそもそも固体になっていますので、例えば温度を例にとりますと、液体は温度によって固体になったり、気体になったり、とさまざまな状態変化をしていくことになるのですが、この固体の電解質というもの自体の状態変化というものが起きづらいこともございまして。使用できる温度範囲というのが大きく広がっていくということになります。
落合)原さんどうですか。
原)はい、すごく面白そうです。
落合)伊藤さんも何か古川さんに聞いてみたいことあったら、聞いてみて。
伊藤)全固体電池という分野に関して、マクセルさんは、どういう強みを持ってるのですか。
古川)マクセルでは、混ぜる、塗る、固めるのアナログコア技術というものを長年培ってきました。実はこれらの技術というのは、全固体電池ととても相性がいいんです。
さらに、そこにリチウムイオン電池やコイン電池で磨いてきた粉体の素材を扱う粉体制御技術が融合することで、 100度でも耐えられる高温特性と10年の長寿命特性を合わせ持つ電池の開発に成功いたしました。
落合)電池というのは、熱と、寿命をいかに強く、そして長くということが大事なんですかね。
古川)はい、これまでのリチウムイオン電池では、例えば温度帯ですと、60度程度までしか使えなかったものが、この全固体電池にすることで、100度でも耐えられる高温特性と10年の長寿特性を合わせ持つような電池になっております。
落合)すごいですね。今後の古川さんのビジョンや、やっていきたいことはどういうことですか。
古川)夢はですね、永久に使い続けられる電池を作って、メンテナンスフリー社会の実現に貢献していきたいと思っております。
落合)素晴らしい。今日は、新事業統括本部、ビジネス開発担当の古川さんにマクセルの事業や、全固体電池について、お話を伺いましたけれど、ワナビーズの原さん、伊藤さん、古川さんのお話を聞いて、どんなことを感じましたか。
伊藤)私は今回古川さんのお話を聞いて、ちょっと恥ずかしながら、初めて全固体電池の存在を知ったのですが、電池寿命が延びたり、安全性が上がったり、温度変化に強くなるって、多分縁の下の力持ちと言うか、きっと社会を支えていく上で大事な技術なんだろうなと思うので、これからちょっと私も注目して調べていきたいなと思いました。
落合)原さんはどうですか。
原)楽しみにしていた全固体電池のお話が聞けて、とても嬉しかったです、ありがとうございました。
落合)マクセルUP! YOUR MINDラジオ社会見学。
来週もマクセルについて、802ワナビーズの2人と社会見学したいと思います。古川さん、本日はどうもありがとうございました。
古川)こちらこそ、ありがとうございました。